阪神の秋季キャンプ、リリーフ右腕たちがアピール合戦を展開

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(左から)椎葉、木下、石黒「阪神秋季キャンプ」(3日、安芸)では、阪神の中継ぎ右腕である椎葉剛投手(23)、木下里都投手(24)、石黒佑弥投手(24)がキャンプ初日から3日連続でブルペンに入り、熱心に投球練習を行った

4日からは藤川監督もキャンプに合流する予定で、監督はオーナーへのシーズン終了報告で「右の速球派リリーフ投手たちの台頭が必要」とのメッセージを発信していた

この発言に応える形で、リリーフ右腕たちがアピール合戦を展開している

温暖な気候のもとで、安芸のブルペンは日が経つにつれ活気を増しており、キャンプ3日目には椎葉、木下、石黒が次々と右腕を振った

このキャンプでは、久保田2軍投手チーフコーチが投手全員に「600球消化」をノルマとして課しており、3人はそれを上回るペースで投球を続けている

特に椎葉は初日に73球、2日目に89球、3日目に70球を投じ、「600球で終わる気はない」と自信を見せた

投球練習においては「コントロール」を意識し、アウトコースに正確に投げ込む練習を行っている

今季は1軍デビューを果たし、計3試合に登板して無失点を記録しているが、来季はもっと自分の立ち位置をつかみたいという意気込みを持っている

木下も3日間連続で80球を投じ、「やらないとな」と気合を入れ直した

1年目から全て救援で登板している経験を活かし、「いけるところまでやっとこうと思います」と限界まで投げ込む覚悟を示している

石黒は初日に86球、2日目に136球、3日目にはまた86球を投じており、来季の役割は未定であるものの、今季は全8試合で中継ぎとして登板しており、リリーフとしての期待が高まっている

藤川監督は4日からキャンプに合流し、選手たちの成長を見守る

「課題をやりつつ、見てもらえたら」と語る椎葉の言葉が示すように、彼らは存在感を示し、来春に向けての準備を進めている

阪神の秋季キャンプで、リリーフ右腕たちが自らの成長を誓い、意欲的に練習を行っている姿が印象的です。藤川監督の言葉が選手たちの心を掴み、アピール合戦を引き起こしている様子が伝わってきます。彼らの情熱が、来シーズンへの弾みとなることを期待したいです。
キーワード解説

  • ブルペンとは?投手が投球練習を行う場所で、試合中にリリーフ登板する選手が主に使用する。
  • 中継ぎとは?試合の途中で登板し、先発投手の後を引き継ぐ投手のことを指し、負担を分散する重要な役割を果たす。
  • 速球派とは?速い球速で投げる投手を指し、そのピッチングスタイルは主に直球を多く投げることが特徴。

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