彼は自身の野球キャリアに新たな章を加えるため、今月13日から開幕するオーストラリア・ウィンターリーグ(以下、WL)に参加する
このリーグは、オーストラリアのプロ野球チームが集まり、選手たちが鍛えられる場として知られている
石塚は、高校卒業後の初年度である今季、左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折した影響で開幕前に苦しいスタートを切った
しかし、その後も回復を遂げ、7月には左三角線維軟骨複合体(TFCC)を損傷する苦難を経験したが、最終的に2軍で打率3割2分7厘という成果を上げた
打率は、選手が試合でヒットを打つ割合を示す重要な指標であり、リック・ルーキーとしては異例の高さである
9月には1軍に昇格し、プロ初となる安打を9月23日の広島戦で記録
入団当初に掲げた「1年目にプロ初安打を達成する」という目標を見事に達成したことも、彼の自信につながった
さらに、10月にはみやざきフェニックス・リーグにも参加し、休むことなく1年間の経験を積み続けている
出発を前に、「秋季キャンプでサインプレーを行っている
球団からは『日本ならではの野球をしっかり応用して、チームを引っ張っていけるように』と言われた
そのプラスになることを意識して取り組んでいく」と意気込みを語った
現地では、荒巻、代木、田村と共にアデレード・ジャイアンツに所属し、24試合の出場を予定している
帰国は12月21日の予定であり、彼のさらなる成長が期待されている
今回の石塚裕惺選手のオーストラリア・ウィンターリーグ参加は、彼のさらなる成長の証といえます。若い選手が海外でのプレーを通じてどのように技術を磨くのか、その成果がチームにどう還元されるのか、今後の展開が楽しみです。
キーワード解説
- ウィンターリーグとは?冬のシーズンに行われるプロ野球リーグで、選手たちが実力を試す場となっています。
- 採用チームとは?日本以外の国で行われるリーグに参加するために、現地のプロチームに所属することを指します。
- プロ初安打とは?プロ野球選手が正式な試合で初めてヒットを打つことを意味し、大きな意味を持つ出来事です。

