特に注目されるのは、MLB(メジャーリーグベースボール)では既に導入されているサイン伝達機器「ピッチコム」および、投球間の時間制限を設けた「ピッチクロック」の導入だ
ピッチコムとは?
「ピッチコム」は、捕手がボタン型の発信機を左腕に装着し、選手間でサインを無線で伝えるためのシステムだこのシステムでは、投手が帽子に装着された受信機を介してサインを受け取る
その際、音声は日本語でカスタマイズされ、利用可能なサインのバリエーションは27通りもある
投球練習における挑戦
西武ライオンズの平良と共に投球練習を行った阪神タイガースの坂本は、「早く決断して短い時間でボタンで伝えないといけないのが難しい慣れないと大変だ」と初体験の難しさを語った
また、練習中に強調されたのは、投手との意思疎通であり、坂本は「投手と話し合ってサインの意図を確認しておく必要がある」と話した
ピッチクロックの影響
さらに、投球間の時間制限を設ける「ピッチクロック」も導入される無走者時は15秒、走者がいる場合は18秒以内に投球動作に入らなければならず、これにより試合のスピードが向上することが期待されている
平良投手は、「2回首を振ったらもうオーバーしちゃう
1回振っても結構厳しい」と、時間制限への対応が難しいことを示した
今後の展望
監督の井端は「大変だけど捕手には慣れてほしい」と述べており、実戦に向けた調整が進められているピッチコムを上手に使えば、従来の指のサインよりもスムーズに連携を取れる可能性がある
今回の取り組みは、MLBのルールを取り入れたもので、日本でも試合のペースが変わる可能性があります。選手たちが新しい技術に適応し、スムーズに連携できるようになるかが鍵となります。特に、捕手と投手間のコミュニケーションが重要であり、これをどう進化させるかが注目です。
キーワード解説
- WBCとは? 世界中の野球代表チームが参加する国際大会であり、プロ野球選手たちが国を代表して戦う舞台です。
- ピッチコムとは? 捕手がボタンを使って投手にサインを伝えるシステムで、無線通信を利用しているため、従来の指のサインよりも速く正確です。
- ピッチクロックとは? 投手が投球動作に入るまでの時間制限を設けるルールで、試合のスピードアップを図るために導入されています。

