西武・平良海馬投手、WBCに向けた強化合宿での投球練習を開始
東京ドームで行われる野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合に向け、強化合宿が宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎でスタートしましたこの合宿は、11月15日と16日に開催される韓国代表との強化試合に備えたものです
今季リーグで最多となる31セーブを記録した西武の平良海馬投手(25)は、この合宿への参加が2024年3月に行われた欧州代表戦以来のチャンスとなります
初日のブルペンで、平良選手は、来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で使用される「ピッチコム」と呼ばれるサイン伝達機器を着用して投球しました
「ピッチコム」は、投手と捕手の間でのサインのやり取りを効率化するためのデバイスです
また、投球動作の時間制限を設ける「ピッチクロック」も考慮しながら、29球を投げ込みました
平良選手は「首を1回振っても厳しい」と語り、投球感覚をつかむための準備に余念がありません
11月2日に埼玉の所沢市で実施された西武の秋季キャンプでは、平良選手はメジャー球を使って50球を投げ込むトレーニングを行いました
彼は自腹で約70万円の測定機器「ラプソード」を購入し、投球データの解析に取り組む姿勢が見られました
これにより、NPB球よりも1分間に約100回転少なくなるメジャー球の特性を理解しています
平良選手は「メジャー球に対応できるところをしっかり投げて見せていきたい」と意気込みを語り、15日と16日に行われる韓国代表との強化試合に向けた準備を重視しています
来年3月の本番へ向けて弾みをつけるため、さらなる調整を進める考えです
今回の記事は、西武の平良海馬投手がWBCに向けた投球練習を開始したことに焦点を当てています。彼がピッチコムやピッチクロックを使いながら練習を行う姿は、プロとしての準備が見えます。また、ラプソードを使ってデータ分析を重視する彼の姿勢も印象的です。メジャー球の特性に適応するための努力にも期待したいところです。
キーワード解説
- ピッチコムとは?サイン伝達を効率的に行うためのデバイスで、投手と捕手の間のコミュニケーションを円滑にする役割を担っています。
- ピッチクロックとは?投手が投球するまでの時間を制限するルールで、試合の進行をスムーズにするために導入されました。
- ラプソードとは?投球データを測定する機器で、投手が自分の投球フォームや球速、回転数を分析するのに役立ちます。
- メジャー球とは?アメリカのメジャーリーグで使用されるボールで、NPB球よりも表面が滑りやすく、回転数が異なる特徴があります。

