日本代表合宿で牧秀悟選手が新技術「ピッチコム」を初体験

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2025年11月7日、宮崎サンマリンスタジアムにて行われた野球日本代表の合宿で、横浜DeNAベイスターズ所属の内野手、牧秀悟選手(27)が投内連係の練習中に新たなサイン伝達機器「ピッチコム」を初めて装着した

ピッチコムは、選手が発信するサインを電波で伝えることができる装置で、これによりサインを出さなくても指示を受け取ることができる

また、声での伝達を補助し、試合環境での混乱を避けることができる

牧選手は、二塁手としてけん制やサインプレーの確認を行い、「今は聞こえやすいけれど、お客さんが入ったときにどう変わるのかが心配」と不安を見せつつも、「サインを出さなくていいという楽さはあるが、誰か一人でも聞こえなかったときの連係ミスはとても大変になる」と、懸念を語った

昨年の世界大会「プレミア12」では一塁手としてプレーした牧選手だが、来年3月に開催予定のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、一塁手の岡本選手、三塁手の村上選手が選出される見込みの中、今回の合宿では二塁手としての起用がメインとなることが決まっている

牧選手は「二塁での思いは強いので、そこで出られれば一番いい」と強い決意を示した

また、前回のWBCの経験者である彼は、「短期決戦であるため、守備は非常に重要で、連係一つのミスさえも勝敗に関わる」と考え、バッテリーや野手との連携を重視すると語った

牧秀悟選手が日本代表合宿で使用したピッチコムは、野球のサイン伝達を効率化する重要な技術です。サインミスによる失点を防ぐため、選手間での連携がより一層求められる短期決戦に向けて、今回の使用がどのような影響を与えるのかが注目されます。
キーワード解説

  • ピッチコムとは?:ピッチコムは、野球におけるサインのやり取りを電子的に行うためのデバイスで、選手同士が必要な指示を無線で受け取ることができます。
  • 短期決戦とは?:短期決戦は、限られた試合数の中で勝敗が決まる試合形式を指し、特にプレッシャーがかかる状況下でのパフォーマンスが求められます。

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