米国の専門メディア『MLB Trade Rumors』が、現地時間11月10日にその情報を報じました
記事によれば、テキサス・レンジャーズがヌートバーに対して興味を示しているとのことです
レンジャーズは来季に向けて、打線の再構築を目指しており、「出塁率とコンタクト能力の向上」を重視した補強を進めています
このような状況の中で、大手紙『St.Louis Post-Dispatch』の記者デリック・グールド氏は、カージナルスがヌートバーに対する他球団からのオファーを受け入れる姿勢を見せていると報告しています
少なくとも一球団、つまりレンジャーズが関心を寄せているとのことです
ただし、この報道はヌートバーが10月に「両かかとのハグランド変形手術」を受けた後のものではなく、リハビリ中の彼が次のシーズンの開幕に間に合うかどうかは現時点で不透明です
また手術がレンジャーズの興味にどの程度影響を与えるかも、現時点では不明です
今シーズンのレンジャーズの外野は、左翼にワイアット・ラングフォード、中堅にエバン・カーター、右翼にアドリス・ガルシアが予想されています
特にガルシアは、昨季と今季に不振が続いており、年俸調停では1200万ドル超(約18億円)の支払いが見込まれています
対照的に、ヌートバーの年俸調停予想額は570万ドル(約8.6億円)であり、打撃データからも選球眼が良いことが示されています
具体的には、ストライクゾーン外の球に対する「チェイス率」(振ってしまう割合)が、ガルシアが35.1%であるのに対し、ヌートバーは21.5%と低く、三振率もガルシアより著しく低いとされています
記事は「個々のターゲットを過度に読み取るのは注意が必要だが、レンジャーズがヌートバーに興味を持っていることは、チームとしての打撃アプローチが変わろうとしていることを示唆している」と結論づけています
2018年のMLBドラフト以降、カージナルス一筋でプレーしてきたヌートバーの今後に注目が集まっています
ラーズ・ヌートバー選手の動向が注目されています。レンジャーズの打撃戦略の再構築において、彼の選球眼がどのようにフィットするのか、ファンは期待を膨らませています。しかし、手術後のリハビリによる状況もあり、果たして開幕に間に合うのか、今後の展開に注目です。
キーワード解説
- 選球眼とは? 野球において、選球眼は投手の投げるボールの種類やコースを見極め、どのボールを打つべきか判断する能力のことを指します。選球眼が優れた選手は、無駄なスイングを避け、出塁率を高めることができます。
- ハグランド変形手術とは? 足の裏の変形を治す手術で、足部の痛みを軽減し、選手のパフォーマンスを向上させることを目的としています。この手術を受けた選手は、リハビリを経て復帰を目指します。

