昨年のドラフトでD2位として入団した彼は、プロ1年目の今季、ウエスタン・リーグで12試合に登板し、5勝0敗・防御率4.24という成績を残しました
今朝丸投手は、プロ初年度の成績に満足しつつも、「まだまだ内容では反省点がいっぱいありました」と自身の投球を振り返りました
特に第2軍の選手たちと対戦した中で、1軍の打者に対する制球力が大事であると感じたようで、来季の課題として「コントロールの向上」を掲げています
6月29日には、ウエスタン・中日戦で現役引退を表明した中日ドラゴンズの中田翔内野手(36)と対戦し、フェンスを直撃する二塁打を打たれた場面を振り返りました
「自分の中では決まったというボールでしたが、それを外野まで打たれた」と語り、プロの厳しさを再認識しました
また、9月にはナゴヤ球場で行われた中田選手の引退試合で再度対戦(結果は遊飛)し、「時代を代表したホームラン打者との対戦はいい経験になりました」とその経験の大切さを語りました
今朝丸投手は、来季について「1軍に上がれなかったので、2年目はただ投げるじゃなくて、印象に残る投球をしたい」と強い意気込みを見せています
同日、今朝丸投手と同じく契約更改を行った藤田健斗捕手(24)は、年俸540万円でサインし、「来年は勝負の年になるので頑張ってくれ」との言葉を受け、「自分も勝負の年だと思っている」と危機感を露わにしました
来季の目標として「1軍で出るためにやっているので、そこを目標にやっていく」と語り、オフには巨人・甲斐拓也捕手(33)との合同自主トレを行う予定だと述べました
合同自主トレでは、目標とするリーグを代表する捕手との練習で、「甲斐さん以上になれるように頑張っていきたい」との意欲を見せました
阪神の今朝丸投手と藤田捕手が契約更改を行い、来季に向けての意気込みを語りました。サービス未経験の若手選手が成長を遂げるための挑戦と意識の高さが感じられる内容です。特に今朝丸投手は制球力の向上を目指し、貴重な経験から学んだことが伺えました。調整のための合同自主トレも行う予定で、大いに期待が寄せられています。
キーワード解説
- 契約更改とは?契約更改は、選手と球団の間で年俸や契約条件を見直すプロセスを指し、選手が所属するチームでの地位や実績に応じて新しい契約を結ぶことです。
- ウエスタン・リーグとは?ウエスタン・リーグは、日本のプロ野球の2軍リーグで、西日本のチームによる試合が行われるリーグです。若手選手やケガから復帰した選手がプレーする場として重要です。
- 制球力とは?制球力は、投手がボールを狙った場所に投げる能力を指します。制球力が高い投手は、相手バッターに対して効果的な投球を行うことができ、試合に勝つために重要な要素です。

