立命大・有馬投手、明治神宮大会で大会新記録の10者連続奪三振を達成

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<明治神宮大会:立命大4-0東農大北海道オホーツク>◇大学の部◇1回戦◇14日◇神宮 立命大学の有馬伽久投手(3年、愛工大名電)が、明治神宮大会の1回戦で10者連続奪三振という大会新記録を達成しました

この偉業は、関西学生リーグの大先輩である山口高志氏が1972年に記録した8者連続奪三振を53年ぶりに更新するものです

有馬投手は、6回から登板し、初打者を3球三振に仕留め、その後も次々とバットを空振りさせました

8回には2死目で8者連続奪三振を記録した後、さらにその記録を伸ばし、10者連続奪三振という偉業を成し遂げました

試合後、有馬投手は「自分でもびっくりするくらい腕が振れていましたし、自信を持って投げれていたのですごく良かった」と笑顔で振り返りました

有馬投手は、切れ味鋭いスライダーやツーシームを駆使し、直球も自己最速にあと1キロ迫る150キロを記録するなど、高いパフォーマンスを発揮しました

「どの球種でもストライクが取れたことと、常にストライク先行で優位なカウントで試合を進められたことが一番良かった」と手応えを語りました

試合前には同大学OBのDeNAの東克樹選手が激励に訪れ、「期待してるぞ、頑張れよ」と声をかけ、彼の快投に繋がったと言います

DeNAの八馬アマスカウティンググループリーダーも「真っすぐもスライダーもツーシームも素晴らしい

こんな投手はなかなか見れない」と高く評価しました

また、阪神からもスカウトが視察に訪れ、彼の将来の可能性を絶賛しています

次戦では東京6大学王者の明治大学と対戦します

「明治は強い相手ですけど、あまり意識せずに自分のピッチングができれば大丈夫だと思います」と、自信に満ちた表情で語りました

一方、東農大北海道オホーツクの中沢空芽内野手は有馬投手について、「1年生の時に明治神宮大会で投げていた金丸投手と同じような感覚を受けました

真っすぐも、変化球もキレがすごく、しっかり腕を振ってくるので絞りづらかった」とコメントしました

立命大の有馬投手が明治神宮大会で新記録を達成したことは、大学野球界にとって非常に意義深い出来事です。彼の投球術は多くのスカウトに注目されており、今後の成長が期待されます。次戦では強敵との対戦が控えていますが、冷静に自分の実力を信じて投げてほしいです。
キーワード解説

  • 奪三振とは?ピッチャーが打者を三振に仕留めることを指します。打者が球にバットを振らず、3回ストライクを取られると三振となります。
  • スライダーとは?横に曲がる変化球で、打者にとっては打つのが難しい球です。速球と組み合わせて使うことで、打者のタイミングをずらします。
  • ツーシームとは?ピッチャーが投げる球種の一つで、ストレートに似た見た目ながら、ボールが急に変化する特性を持つ球です。

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