MLBシカゴ・カブス、アジア市場からの投手補強を検討 – 今井達也のポスティング申請も注目

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シカゴ・カブスが日本のプロ野球選手への関心を高めている

MLB公式のジョーダン・バスティアン記者の報告によると、カブスは今オフ、アジア市場からの投手獲得を目指しており、特に日本の選手に注目しているという

昨季からカブスに所属する今永昇太と鈴木誠也の両選手がチームに貢献し、今シーズンは5年ぶりにポストシーズン進出を果たした

これに伴い、カブスの編成本部長であるジェド・ホイヤー氏はラスベガスで行われたGM会議で「日本人選手や韓国人選手が求められている理由は多くの球団がその準備を整えていないからで、そうした中で我々は優位性を持っている」とコメントした

また、ホイヤー氏は他の球団と違い、多くの優秀なアジアからの選手たちがMLBに来ることを期待しており、それに対してカブスがどのように関与するかは今後の注目です

カーター・ホーキンスGMも「日本球界には素晴らしい才能が豊富にいるため、彼らの活躍を楽しみにしている」と意気込みを語った

特に注目されているのが西武ライオンズの今井達也選手で、彼はポスティング申請を予定している

2016年にドラフト1位指名でプロ入りし、2018年にデビューしてからは通算58勝を記録

今季は24試合に先発し、10勝5敗、防御率1.92という素晴らしい成績を収め、三年連続でのシーズン2桁勝利を達成した

さらに、ホイヤー氏が挙げた「メジャー復帰を目指すアメリカ人選手」として、日本ハムと楽天でプレーしていたコディ・ポンセの名前も浮上している

今季は韓国プロ野球リーグで17勝1敗、防御率1.89という驚異的な成績を収めており、KBO歴代最多の252奪三振を記録した

また、NPB(日本プロ野球)の助っ人選手として巨人のフォスター・グリフィンもリストに挙がっている

彼は来日3年目で、14試合に登板し6勝1敗、防御率1.62という成績を残し、2022年以来のメジャー復帰を狙っていると報じられている

シカゴ・カブスがアジア市場から選手を補強する動きは、日本のプロ野球にとって非常に重要なシグナルです。特に今井達也選手のポスティング申請は、多くのファンの期待を集めています。アメリカに挑戦する日本人選手たちが増えることで、彼らの能力が国際舞台でも試されることになり、双方のリーグにとって良い影響を与えるでしょう。
キーワード解説

  • ポスティング申請とは?選手がMLBチームに移籍するために、日本のNPBチームに対して行う手続きで、選手の権利を保護しつつ移籍を可能にします。
  • 防御率とは?投手が1試合あたりどれだけの点を相手に与えたかを示す指標で、低ければ低いほど優れた投手とされています。
  • WHIPとは?投手が1イニングあたりに与える安打と四球の合計を基に計算される指標で、投手の被打率や制球力を示す重要な指標です。
  • KBOとは?韓国プロ野球リーグのことを指し、多くの優秀な選手が今後もMLBに挑戦するための舞台として注目されています。

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