侍ジャパン、金丸夢斗の挑戦―韓国戦での惜しい結果

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<韓国・日本> 日本先発・金丸 (撮影・須田 麻祐子) ◇ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025第2戦 日本―韓国(2025年11月16日 東京ドーム)日本の野球代表「侍ジャパン」が、韓国代表と対戦した今シリーズで、22歳の若き左腕、金丸夢斗投手(中日)が先発登板しました

試合は東京ドームで行われましたが、金丸投手は3回を投げて3安打3失点という結果に終わりました

試合開始から金丸投手の投球フォームはしなやかで、150キロを超える直球とキレのある変化球を駆使し、初回には2死から三塁手の内野安打を許したものの、4番打者の韓東熙(ハン・ドンヒ)を高めの直球で空振り三振に封じる見事なピッチングを見せました

2回は3者凡退に抑え、自信を持って投球を続けました

しかし、両軍無得点で迎えた3回、金丸投手は2四球を出した後、左翼線に二塁打を浴びて1死満塁となり、宋成文(ソン・ソンムン)に変化球を運ばれ、2点を失います

また、1死一、三塁の場面では、韓東熙を三振に仕留めた際に、韓国チームが重盗を決めるという連携プレーを見せ、3点目を与えてしまいました

金丸投手は関西大学からのドラフト指名で、24年には4球団が競合する中、中日に入団

プロ入り初年度の昨年は15試合に登板し、2勝6敗の成績でしたが、防御率は2.61と安定したパフォーマンスを誇っています

なお、侍ジャパンのトップチームにはプロ入り前から選ばれており、昨年3月の欧州代表との試合では、2回をパーフェクトに抑えるなどの快投を披露しています

金丸夢斗投手の挑戦は、プロとしての厳しさを引き出す貴重な経験となりました。実績のある韓国代表相手に挑む侍ジャパンの選手たちにとって、新たな課題と成長の機会が得られた試合だったと言えるでしょう。特に、金丸投手の今後の成長と活躍が期待されます。
キーワード解説

  • 侍ジャパンとは?日本の野球代表チームを指し、国際試合に出場する際に「侍ジャパン」という名称が使用されます。
  • 直球とは?投手が投げる基本的な球種で、速さやスピードが特徴です。
  • 変化球とは?直球と異なり、ボールが曲がったり沈んだりする球のことで、打者を欺くために使われます。
  • 防御率とは?投手がどれだけ自責点を少なく抑えたかを示す指標で、数値が低いほど良い成績を意味します。
  • 重盗とは?一塁と三塁の走者が同時に盗塁を試みる戦略のことで、相手にプレッシャーをかけるための一手です。

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