日本と韓国、WBCに向けた強化試合での制球問題を指摘

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来春に開催される第6回WBCへの準備として、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」が16日まで東京ドームで行われ、日本代表が韓国代表と2試合対戦しました

日本代表は来たる大会で1次リーグC組に位置し、韓国と3月7日に直接対決を予定しています

試合の結果と制球難

15日の対戦では、日本代表が韓国代表に対して4-11で大敗を喫しました

特に目立ったのは、韓国投手陣の制球難であり、11四死球(9四球、2死球)を許してしまったことです

この四死球の乱発について、現地メディアは2024年からKBO(韓国プロ野球)で導入されるロボット審判(ABS)の影響があったのではないかと分析しています

従来の球審による判定に適応できなかった可能性が指摘されています

オ・スンファン氏のコメント

この制球難に関する見解を求められたのは、阪神タイガースで559セーブを挙げた韓国人投手・オ・スンファン(43)氏です

彼は「ABSのゾーンについて、打者への影響が大きいと思う」と述べ、投手たちがこの新たな判定基準を言い訳にするのは望ましくないとしました

実際にABSのゾーンを踏まえて投げる投手は多くないと彼は指摘しています

女性審判の登場

また、前日の試合では、MLB初となる女性審判員であるジェン・パウォル氏の判定が議論を呼びました

試合中に一部混乱があったものの、オ氏は「こうした経験は選手にとってプラスになる」と前向きな姿勢を示しました

「国際大会では理不尽なコールもある

早期にこうした経験を積むことは大切だ」と強調しました

日本代表の準備状況

オ氏は、韓国が抱える制球難について、実は日本代表にも影響を与えていると述べ、「日本の投手陣はシーズン中より調子が良くない」と分析しました

また、シーズンを早く終えたために空白期間が一ヶ月近くあることが、選手たちにとって課題であるとの見解を示しました

これに対して、彼は「選手たちはサイパンで早期にトレーニングを行い、準備を整えるべきだ」とエールを送った

日本と韓国の強化試合は、WBCに向けた重要な準備として行われましたが、制球難が大きな課題として浮き彫りになりました。今後の大会に向けて、両国の選手たちがこの問題を克服できるのか注目です。また、ルール変更や新しい審判の登場も選手にとっての新たな挑戦であり、それに対する適応力が試されることでしょう。
キーワード解説

  • WBCとは?国際的な野球大会であり、世界中のチームが競い合うイベントです。
  • KBOとは?韓国のプロ野球リーグのことです。
  • ABSとは?ロボット審判のことを指し、自動的に判定を行うシステムのことです。

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