阪神タイガースがメジャーからデバニー選手を獲得、期待と不安が交錯

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阪神タイガースがメジャー経験者デバニーと契約合意

現地時間の11月16日、ピッツバーグ・パイレーツで今季メジャーデビューを果たした内野手キャム・デバニー選手が、NPBの阪神タイガースと契約合意したと、地元紙『Pittsburgh Post-Gazette』の記者コリン・ビーズリーが報じた

デバニー選手の経歴と成績

28歳の遊撃手デバニー選手は、2019年のMLBドラフトで15巡目(全体463位)にてミルウォーキー・ブルワーズから指名を受けてプロ入りを果たした

彼は2023年の冬にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍し、傘下の3Aにあたるオマハ・ストームチェイサーズで69試合に出場

打率.27218本塁打OPS.931(出塁率.366、長打率.565)という豪華な成績を残した

メジャーでの苦戦

彼は2025年の7月にパイレーツにトレード移籍し、8月31日にメジャーデビューを果たすが、14試合で打率はわずか.139、ホームランはなし、OPSは.351(出塁率.184、長打率.167)という結果に終わった

この時の三振率は驚異の55.3%に達し、リーグ平均の22.2%と大きな開きがあった

今後の展望とファンの反応

米移籍専門サイト『MLBTradeRumors』によると、デバニー選手のメジャーでの苦戦を受けて、パイレーツ内での将来に疑問が持たれ始めていたとのこと

しかし、彼自身が日本での挑戦を選択し、阪神タイガースとの契約が実現した

阪神のファンはデバニー選手の獲得を歓迎しており、SNS上には「長打が打てるショート選手」といったコメントが多数寄せられ、「強打のショートが来た」と期待の声が上がる一方で、三振率の高さについて心配の声も多く、「三振が心配」といった冷静な意見も見受けられた

デバニー選手には、傘下のロイヤルズで見せた長打力と内野全ポジションを守れるユーティリティー性が評価されている

来シーズン、日本での活躍が期待されている

デバニー選手の阪神への移籍は、ファンの期待感とともに懸念も交錯している。メジャーリーグでの成績は苦戦を強いられたが、日本で新たな挑戦を選んだ彼に期待が集まる。しかし、三振率の高さが気がかりであるため、今後の彼のパフォーマンスに注視したい。
キーワード解説

  • 遊撃手とは?:遊撃手は野球におけるポジションの一つで、内野の中心的な役割を担います。通常、素早い反応や正確なスローイングが求められます。
  • OPSとは?:OPSは「出塁率」と「長打率」を足した数字で、打者の攻撃力を評価する指標です。この数字が高いほど、選手が出塁したり長打を打つ能力が高いことを示しています。
  • 三振率とは?:三振率は、打者が打席に立って三振になる割合を示した数字です。一般に、低いほど良いとされています。高い三振率は打者としての課題とみなされます。

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