立命大学は今回の準決勝で名城大学を相手に見事な戦いを見せた
試合は1-0という接戦の末、立命大が勝利を収め、初めて決勝に駒を進めた
この試合では、ソフトバンク・若田部健一投手コーチの息子である若田部達生投手(3年・福岡大大濠)が全国デビューを飾った
若田部投手は、8回からマウンドに上がり、先頭打者を空三振に仕留め、続く二人も二ゴロに抑えて3者凡退にした
この瞬間、彼の自己最速となる148キロを記録し、周囲の期待に応える活躍を見せた
しかし、9回には四球と犠打で1死二塁のピンチを迎え、来秋ドラフト上位候補の有馬伽久投手(3年・愛工大名電)との交代となった
若田部は試合後、「(父から)舞い上がってはいけないと言われていたのにやってしまいました
抑えなので、先頭フォアボールが一番やってはだめ
(有馬に)めちゃくちゃ感謝です」と反省の言葉を口にした
その一方で、若田部投手は青学大(東都大学)との決勝に向けて意気込みを示しており、「抑えの機会があれば、自分の責任をしっかり果たしたい」と語った
立命大の決勝進出は、これまでの努力が実を結ぶ瞬間とも言えるだろう
立命大の達生投手の活躍は、彼自身にとっても父親にとっても特別な瞬間であった。一方で、若田部投手が自らの課題を理解し、冷静な心持ちで次の勝負に臨む姿勢には期待が持てる。そうした成長過程が今後の活躍に繋がるのではないか。
キーワード解説
- 若田部達生とは? - 立命大の投手であり、ソフトバンクのコーチの息子としても注目されている選手。
- 明治神宮野球大会とは? - 日本の大学野球における重要な大会で、全国からの有力チームが集まる。
- ドライバーと抑えとは? - 野球において、ドライバーは打順で主に得点を狙う役割、抑えは試合の最後を締める投手を指す。

