特守とは、守備の専門練習であり、選手が特定のポジションで守備力を高めるための練習です
この日の練習では、選手たちが内野と外野に分かれ、合計2時間にわたりノックを受けました
午後のメイングラウンドでは、全12人の選手が内野の3カ所と外野の1カ所に分かれて練習を開始
次々に飛び込んでくるボールに反応し、瞬時にボールを捕る技術の向上を目指しました
井上監督は「昼からどうしますか」との問いに対し、「足を使わせろ」と指示
これは、外野手や内野手、捕手に関係なく、すべての選手に広範な守備の実践を促進するためのものでした
午前中の練習では、選手が2人一組になり、マスコットバットを使用したロングティーを行い、さらに104段の階段を全力で駆け上がる階段ダッシュも行いました
これらのトレーニングで下半身を酷使しながら、選手たちは疲労感を感じていましたが、井上監督は「脚にきているところでもうひと踏ん張り」と選手たちを激励しました
練習の最後には、選手たちがノックを終えた後に倒れ込む姿が見られ、監督はその様子を満足そうに見つめました
「どれだけ練習をしてもエラーをする時はするが、その確率を下げるために練習している」と監督は語り、名古屋へ帰る時に「これだけやった」という自信を持たせることが狙いです
中日の秋季キャンプでは、選手全員が特別な守備訓練に取り組んでいます。これにより、守備力の向上を図るとともに、選手間の連携を深めることが目的です。選手たちは厳しい練習を通じて自信をつけ、エラー率を減少させることを目指しています。
キーワード解説
- 特守とは?選手の守備力を特に強化するための練習で、特定のポジションを重点的に扱います。
- ノックとは?野球において選手がボールを捕球する訓練の一種で、コーチがボールを投げることで行います。
- ロングティーとは?バッティング練習の一環で、選手がバットを振りながらボールを打つ距離を長く設定します。
- 階段ダッシュとは?選手が階段を全力で駆け上がることで、下半身の筋力と持久力を鍛えるトレーニングです。
- 守備力とは?選手が守備のプレーにおいてボールを捕る、送球するなどの能力を指します。

