WBC前哨戦での危機感を語る中村悠平捕手、捕手陣の連帯感を強調

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 ヤクルトの中村悠平捕手(35)が、15日と16日に行われた「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」に参加し、来春に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の重要性を強く感じている

シリーズでは日本チームが強化試合として韓国と対戦し、前回大会の優勝経験者としての責任感を感じている

彼は試合後、中村自身の言葉で危機感を募らせている

試合後の内心を語る中村

 中村は試合後、「日本を倒そうと、どの国もやってくるわけなので

そう簡単じゃないと思うし、予選通過もできるのかなと僕は思っているくらいなので…」と語った

総じて、彼は国際大会の厳しさを認識しており、昨年のWBCでの無敗を自負しつつも、予測不可能な展開に警戒している

国際大会の経験とチーム戦略

 来春のWBCでは、日本がC組に所属し初戦で台湾、次に韓国と激突する

中村はこれらの試合を重要視し、「初戦の台湾、2戦目の韓国

この2試合に注力しないと厳しい」と強調した

彼の言葉は、国際大会特有の空気感を反映している

捕手ミーティングの重要性

 日本チームでは、選ばれた捕手4人によるミーティングが行われ、韓国打線の傾向と対策を話し合った

村田善則バッテリーコーチが「みんな疲れているだろうが、15分、20分時間をくれないか」と呼びかけ、捕手たちが集まる異例の試みが実施された

ミーティングでは、各捕手の視点と情報を共有し、ピッチコムやピッチクロックといった新ルールにも対応する必要性が確認された

連覇への道
 阪神の坂本選手も、中村に対して質問を投げかけ、経験の共有が連覇への鍵であることを再確認した

中村は「もう一度選ばれたい」と意欲を見せ、チームの一体感を重要視した

中村悠平捕手が語った危機感は、国際大会での厳しさを強く意識したものであり、その意識はチーム全体に広がる重要な要素となっています。選手同士の経験を共有し、捕手陣の連携を深めることが求められていることも明らかです。今後のWBCに向けた準備が進む中、チームの結束力が勝敗を左右する重要なポイントになるでしょう。
キーワード解説

  • WBCとは?:ワールド・ベースボール・クラシックの略称で、国際的な野球の大会を指します。各国の代表チームが競い合い、優勝を目指します。
  • 捕手とは?:野球において、投手からの球を受ける役割を持つ選手です。守備において重要な位置を占め、試合の戦略を左右することが多いです。
  • ピッチコムとは?:投手と捕手が通信機器を用いて、球種や投球のサインを共有するためのシステムです。選手同士の意思疎通を助けます。
  • ダブルスチールとは?:野球における戦術で、同時に2人の走者がそれぞれ他の塁に進むことを指します。このプレイは守備側にとって非常に厳しい状況を生み出します。

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