若月選手は、ゴールデン・グラブ賞を獲得し、リーグでも屈指の優れた捕手と認識されています
この成功の裏には、高校時代からの努力と成長の歩みがあるのです
若月選手は、1年生とは異なり、ドラフト候補になり得る存在へと評価を覆す過程を経てきました
開幕から不動の正捕手へ
攻守で示した存在感
キャッチャーのポジションは、プロ野球において最もレギュラー定着に時間がかかると言われていますこれは、バッテリーを組む投手の数が多く、対戦相手のデータ量が豊富になるため、選手にとっては高度な技術を要求されるためです
2025年、若月選手はこのポジションで攻守ともに大きな成長を遂げました
森友哉選手が怪我で出遅れたことから、開幕から正捕手に定着
121試合での出場数はキャリアハイで、100安打を記録しました
さらに、守備でも貢献し、2度目のゴールデン・グラブ賞を受賞しました
花咲徳栄で掴んだ、強肩強打の原点
若月選手は埼玉県に生まれ、高校は地元の名門・花咲徳栄でプレーしました1年秋には正捕手に定着し、初出場した試合での活躍は目を引きました
この時点では目立った存在ではなかった若月選手ですが、2年秋の関東大会での活躍を皮切りに、才能が開花
選抜高校野球でのホームランやプロスカウトへの強い印象など、彼の名は全国に知られるようになりました
また、高校日本代表として活躍したことで、2014年のドラフトでオリックスから3位指名を受け、プロ入りを果たしました
12年目の飛躍
リーグを代表する捕手へ
プロ生活12年目を迎えた若月選手は、他の捕手との併用もありながら、ついにリーグを代表する捕手として名実ともに成長しました2025年はキャリアハイの成績を収め、2026年のワールド・ベースボール・クラシックでは侍ジャパンのメンバーに選ばれる可能性も高いと見られています
これからの活躍に、一層の期待が寄せられています
若月健矢選手のキャリアハイは、彼の努力と成長の証ですね。特に高校時代からの進化を振り返ると、評価が一変したことがとても印象的です。今後の国際大会での活躍が楽しみです。
キーワード解説
- ゴールデン・グラブ賞とは?:プロ野球において、特定のポジションで最も優れた選手に贈られる賞で、守備の巧さが評価される。
- 捕手とは?:野球のポジションの一つで、捕球や配球の役割を担う選手。投手との連携が特に重要で、試合の流れを作る重要な役割を果たす。
- バッテリーとは?:野球において、投手と捕手の組み合わせを指す。特に守備戦略や試合運営において、相互の信頼関係が必要となる。

