西武に迫る「ダブルエース流出」の危機、スポンサーの不満も募る

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2025年11月23日、シーズン最終戦を迎えた西武ライオンズ

今季はリーグ5位に終わり、チーム内には「ダブルエース流出」の危機が漂っています

今井達也投手(27)と髙橋光成投手(28)のポスティングシステムを利用したメジャーリーグ挑戦を球団が認めたことで、ファンや関係者の間に緊張感が広がっています

シーズン結果と選手の成績

今井投手と髙橋投手はいずれも今季24試合に先発登板し、10勝と8勝という成績を残しました

この二人の移籍が決定すれば、チームはシーズンにおける18勝を失うことになります

これが現場を指揮する西口文也監督(53)にとってどれほど深刻な問題であるかは言うまでもありません

球団とスポンサーの不満

さらに、西武のフロント部門に対して、球団の戦力不足を嘆く声も上がっています

あるパ・リーグ球団スカウトは、「ただでさえ戦力不足なのに、なぜフロントは一斉にポスティングを認めてしまったのでしょうか」と尋ねています

この状況に対して、大口スポンサーの中には、選手流出が続くことへの怒りが募っている様子も伺えます

過去の選手流出とその影響

西武は過去にも、岸孝之(40)、浅村栄斗(35)、秋山翔吾(37)、森友哉(30)など、中心選手が他球団に移籍する事例が続いています

このため、スポンサーたちが「選手がいなくなってしまう状況が改善されなければ協力できなくなる」と警告しているのも無理はありません

責任問題の懸念
球団内部では、来季低迷すれば広池浩司球団本部長(52)の首が危ないとの見方が広がっています

これに伴い、選手補強に消極的とされる後藤高志オーナー(76)の責任問題にも発展するという懸念が表明されています

観客動員数173万2073人でリーグ5位という厳しい結果は、興行面においても西武が一段と厳しい状況に向かっていることを示しています

今季、間違いなく西武ライオンズは苦しいシーズンを経験しました。特にポスティング認可に伴う選手流出の危機は、チームの構成に大きな影響を及ぼすことでしょう。ファンやスポンサーの声を聞くことは、球団にとって非常に重要です。これからの方針をどうするのか、注目が集まります。
キーワード解説

  • ポスティングとは? ポスティングは、日本のプロ野球チームが選手をメジャーリーグに移籍させる際に用いる手続きの一つで、選手が挑戦したいという意志を示すことが必要です。選手が海外に移籍する際の選択肢の一つとされています。
  • ダブルエースとは? ダブルエースは、2人の優れた投手がチーム内で特に重要な役割を果たすことを指し、チームの勝利に大きく貢献する選手たちを示す言葉です。
  • スポンサーとは? スポンサーは、特定のチームやイベントに対して資金や支援を行い、その見返りに広告や宣伝を得る企業のことです。スポーツ界においては、チームの運営資金の源泉となります。

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