西武・佐々木健選手、育成契約で先発転向を決意

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西武ライオンズの佐々木健投手(29)が2025年11月24日、埼玉県所沢市の球団事務所において契約交渉を行い、育成選手として再契約を締結しました

年俸は現状維持の1400万円とされています

佐々木選手は来シーズンから先発としての役割を担う意向を表明し、「もともと(先発を)やりたい気持ちもあった

前向きな気持ちで取り組んでいく」とコメントしました

佐々木選手は、青森県の木造高校から富士大学を経て、2020年のドラフトで2位指名を受けて西武に入団しました

入団初年度の2021年には2試合で先発を経験

2022年には中継ぎ投手として3勝を挙げる活躍を見せましたが、2023年8月には、左肘のじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、同年オフには育成選手としての契約を結びました

2024年には実戦に復帰を果たし、6月には再び支配下選手として登録されましたが、15試合で防御率5.02という成績に終わり、その後は戦力外通告を受ける事態となりました

わずか5カ月での大きな変化はまさにジェットコースターのようなもので、心身の負担は計り知れないものでした

先発としての挑戦は、佐々木選手にとって大きな意味を持ちます

「中継ぎでの経験が、次のステップに生かせる」と語る彼は、今後のシーズンで、期待される役割を果たすべく意欲を燃やしています

来季のローテーション入りを目指す彼の姿勢からは、逆境を乗り越えようとする強い意志が感じられます

佐々木健選手の契約更改から見えるのは、選手としての再起を賭けた真剣な姿勢です。育成選手として再契約したことや、先発へ転向する意向は、野球選手としてのキャリアの新たな挑戦を意味します。彼の粘り強い努力が実を結ぶことを期待したいです。
キーワード解説

  • 育成選手とは?育成選手は、プロスポーツのチームにおいて、契約が限られた条件で結ばれた選手のことを指します。主に競技力の向上を目的としており、将来のスター選手を育成するための制度です。
  • トミー・ジョン手術とは?トミー・ジョン手術は、野球選手などの肘の故障に対する手術で、肘の靭帯が破損した際に新しい靭帯を移植する手術。肘の回復を助け、選手が再び競技を行えるようにする手法です。

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