1980年代から90年代の西武の黄金期を支え、巨人との激闘で球界に衝撃を与えた彼が、当時の思い出やリーダーシップ論を語った
プロ野球選手としてのスタート
石毛さんは、プロ野球選手になることを特に望んでいなかったと語る彼の実家は農家であり、農作業から逃げるために野球部に入ったという
彼は駒澤大学に進学し、教職を目指す考えも持っていたが、先輩の中畑清から強く野球を勧められ、その後、日本代表にも選ばれることになった
リーダーシップとチームの雰囲気作り
西武で「チームリーダー」として活動していた石毛さんは、監督の広岡達朗と共に試合前に1分間のスピーチを行うことが日課だった彼は映画や新聞からネタを集め、選手たちの注意を引く工夫を凝らしていた
自らの言葉で仲間に語りかけることが、チームのモチベーション向上に寄与することを実感していた
厳しさの中での成長
石毛さんは、選手たちが厳しい環境に置かれていたことを振り返る特に若手選手への指導が印象深く、「ブレーキ役」としての自覚が、組織の結束に繋がっていたと説明する
しかし、本人は自らをリーダーと呼ぶことには抵抗があった
野球における「不安」と向上心
石毛さんは、プロ野球選手としてのキャリアを通じて感じた「不安」が常に動機づけとなっていたと明かす誰もが持つこの感情を克服するためには、日々の練習が最も重要だと強調し、向上心を失わない姿勢が必要であると結論づけた
| 氏名 | 石毛宏典 |
|---|---|
| 生年月日 | 1956年9月22日 |
| 出身地 | 千葉県 |
| プロ入り年 | 1980年 |
| 主な受賞歴 | 新人王、MVP、ベストナイン8回 |
その後は、ダイエーの2軍監督やオリックスの監督を務め、独立リーグの創設に貢献した
石毛宏典さんのインタビューは、プロ野球選手としての厳しい現実や、チームのリーダーとしての思いを深く理解する機会となった。彼の言葉からは、経験による成長や後輩への愛情が強く感じられ、スポーツの本質を再確認することができる。また、練習の重要性や不安への対処法という観点は、若い選手たちにとっても非常に参考になる。
キーワード解説
- プロ野球とは?
- 日本のプロスポーツの一つで、地域に根ざしたチームが全国で競い合う野球リーグのこと。
- リーダーシップとは?
- 集団やチームを効果的に導く能力や態度を指し、目標達成のためにメンバーを鼓舞する役割。
- スピーチとは?
- 特定の話題について聴衆の前で話すこと。コミュニケーションの一手法で、メッセージを伝えたり意見を述べたりする。

