この現象は、ゴールデン・グラブ賞でも同様で、チームとしてベストナイン及びゴールデン・グラブ賞の受賞者がいなかったのは2020年以来5年ぶりとなる
受賞者不在の背景
2020年には、ロッテがリーグ2位に入っているにもかかわらず、失策数がリーグ最少の53であったにもかかわらず受賞者がいなかったことが話題となった今年も、その受賞者ゼロという状況には驚きを隠せない
捕手部門の寺地隆成の評価
パ・リーグの捕手登録選手の中で、高卒2年目の寺地隆成が唯一規定打席に到達した選手であり、彼の成績には注目が集まったシーズン中の数字は、打率.256、106安打、5本塁打、33打点と、特に高卒2年目にしては立派なものである
シーズンハイライトと成績
寺地は4月18日の楽天戦でプロ初本塁打を記録し、その活躍が評価されることなく、最終的には打率も下がってしまったそれでも、シーズン通しての100安打達成は高卒2年目選手として21世紀以降初の快挙である
内野と外野の状況
内野手部門では、ロッテからの得票はゼロであった特にソトの13本塁打、44打点は目を引くものの、規定打席に到達した選手がいなかったことが影響している
また、外野手部門でも西川が46票で5位に留まっていたが、藤原はわずか1票という結果に終わった
チーム分析と今後の展望
ロッテ全体の打撃成績を見ても、チーム打率はリーグ5位の.241に甘んじており、これは受賞者ゼロの根本的な理由の一つだ来季以降には、寺地を含む若手選手たちへの期待が寄せられている
特に、過去にLeague優勝を果たした年には多くのベストナイン受賞者を輩出していたことから、来季の成長が注視される
ロッテが2025年度のプロ野球ベストナインとゴールデン・グラブ賞において受賞者がいなかったことは、チームの実力を示す一つの指標である。特に若手選手の成長が期待される中、来季の活躍が待たれる。
キーワード解説
- ベストナインとは? プロ野球におけるベストナインは、各ポジションで最も優れた選手に与えられる名誉ある称号です。
- ゴールデン・グラブ賞とは? これもプロ野球の賞の一つで、守備において優れた活躍をした選手に贈られます。
- 捕手とは? 野球のポジションの一つで、バッターの打球を受け止め、試合の戦略を考える重要な役割を担っています。

