エスコンフィールド近くに建設中のJR新駅、地域の活性化と物価高騰の懸念が同時に浮上

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【球界こぼれ話】日本ハムの本拠地「エスコンフィールド北海道」の近くに建設中のJR新駅の工事が進んでいる

2028年夏の開業を予定しており、現在の最寄り駅である北広島駅からは約2キロメートル、エスコンフィールドの最寄りゲートからはおよそ300メートルの位置にある

この距離は徒歩で3、4分という近さで、野球ファンや球団関係者にとって大変便利なアクセスを提供する

最近、周辺を歩いてみると建設現場では急ピッチで作業が進行中であり、駅前ロータリーや駅舎の骨格も視認できた

ほぼ何もなかった昨年7月から1年3か月で劇的な変化を遂げている様子が窺える

現場を見守る球団職員も、「工事の進捗は順調

これなら3年後のオープンには問題ないだろう」と期待を寄せている

しかし、新駅の建設が順調に進む一方で、周辺開発による土地価格の高騰や近隣商業施設の物価上昇が懸念されている

近年、首都圏を中心に資材価格が高騰している影響で不動産価格も上がっており、北広島市でも例外ではない

地元の不動産屋によると、新駅周辺に予定されている新築マンションの価格は東京や大阪と同水準に達しているものもあり、驚きの声が上がっている

また、タワーマンションの建設計画も進行中で、この影響で周辺商業施設や飲食店、宿泊施設の料金も上昇傾向にある

北広島市に住む球団関係者は、不安を吐露しながら「同じ北海道にあるニセコのようにならなければいいが…」と語る

ニセコは近年、世界中から多くの観光客が訪れる観光地となり、その反動で物価が急上昇し、オーバーツーリズムなどの問題も引き起こしている

北広島は観光地ではないが、今後の開発次第では同様の問題が発生する可能性がある

地域の活性化は必要不可欠であるが、急激な開発は地元住民や球場訪問者にも影響を及ぼしかねない

新駅の開業を望む一方で、風景や生活環境がどのように変わっていくのか、球場とともに気軽に足を運びたくなる街づくりを期待したい

近年のエスコンフィールド周辺の開発は地域経済に与える影響が大きいことが懸念されています。新駅の開発はアクセスの改善につながる一方で、急激な物価の上昇が地域住民に影響を及ぼす可能性があります。地域活性化には慎重な戦略が求められます。
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