1992年阪神のV逸を振り返る:元投手中込伸氏の後悔と葛藤

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元阪神・中込伸氏が語る1992年のV逸

1992年は、元阪神投手の中込伸氏(現在は西宮市甲子園七番町で「炭火焼肉 伸」の店主)にとって特別な年であった

プロ入り4年目のこの年、阪神はリーグ優勝のチャンスがあったにもかかわらず、惜しくも2位に終わってしまった

阪神は2位に3ゲーム差をつけてリードしていたが、9月22日からの13試合で5勝8敗と失速

最終的にはヤクルトに逆転を許してしまった

「あの時、完投していたら……」と語る中込氏は、当時のチーム状況を思い返し、優勝を諦めざるを得なかった無念さを感じている

中村勝広監督が試合前に「大きいお土産を持って帰ります」と豪語したその言葉も、最後には期待を裏切る形で終わってしまった

特に痛恨だったのは、10月7日のヤクルト戦での逆転サヨナラ負け

中込氏が先発し、9回に1点リードの状況で交代してしまったが、その判断が裏目に出た

結局、リリーフ投手が同点打とサヨナラ打を浴びて敗北

中込氏は「あの時、完投していたら優勝できたかもしれない」と懐かしそうに振り返った

中込伸氏の1992年の思い出は、優勝を逃した悔しさが色濃く残っている。当時の阪神チームは非常に強力だっただけに、ファンの期待も高まっていた。しかし、勝負の世界には「たら・れば」は通用しない。しかしながら、中込氏の話を聴くと、当時の選手たちの葛藤やプレッシャーが伝わってきて、選手としての苦悩や成長について考えさせられる。成績が裏切ることもあるが、彼らの努力は永遠に記憶に留まるべきだと感じた。
キーワード解説

  • 完投とは?:先発投手が試合の最後まで投げることを指し、リリーフ投手を使わずに試合を終えること。
  • 監督とは?:野球チームの指導者で、選手の起用や戦術を決定する重要な役割を持つ。
  • リリーフとは?:試合途中で先発投手に代わってマウンドに上がる投手のことで、試合展開によっては重要な局面を任される。

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