西武・滝澤内野手が契約更改、成績向上も悔しさあらわに

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西武ライオンズの滝澤夏央内野手(22)が、2025年12月5日、埼玉・所沢市内の球団施設で契約交渉を行い、2100万円増の3200万円で契約を更改したことが発表された

今季は125試合に出場し、438打席で90安打を記録

打率は2割3分4厘、14打点、21盗塁と、これまでのキャリアで最高の成績を残すものの、「もっとできた」という思いを抱えている

滝澤選手は、今季の自己最高の成績を誇る一方で、西口文也監督が「レギュラーは白紙」と語ったように、競争の厳しさを感じている

「規定打席にも立っていないし、けがもあったので、まだまだ体力面での課題が多い」と振り返る彼の姿勢は真摯だ

守備面では、その俊敏さやポジショニング、正確な送球が高く評価され、二塁手だけでなく遊撃手としても46試合に先発出場

特にゴールデングラブ賞の受賞候補に名を挙げられており、二塁手部門では、牧原大成(ソフトバンク)に次ぐ2位の票数を集めた

来季に向け、滝澤は「全試合出場」を最大の目標に掲げているが、その達成は容易ではない

他の内野手、外崎修汰(32)も現状維持の契約を更改し、同日には日本ハムから移籍した石井一成内野手(31)の獲得が発表され、ポジション争いはさらに激化する見通しだ

チーム全体としても、桑原将志(32)や林安可(28)といった実績のある選手たちが加入しており、打撃力の向上を図る動きが進んでいる

しかし、滝澤は「アピールしなければならない立場」を強調し、自らの成長と競争意識を維持している

このような競争が激しければ、滝澤選手の反骨心が一層引き出され、さらなる成長につながることが期待される

記事では、滝澤選手の成績が上がったことが報じられましたが、彼自身はそれに満足していない様子が印象的です。選手同士の競争が激化する中で、彼が自分をどう成長させていくのかが注目されると思います。
キーワード解説

  • 契約更改とは?契約更改とは、選手と球団が新たな契約条件を交渉し、承認されるプロセスのことを指します。
  • ゴールデングラブ賞とは?ゴールデングラブ賞とは、野球界で優れた守備をした選手に授与される賞のことです。
  • 規定打席とは?規定打席とは、一定の打席数を満たすことにより、選手の成績を評価する基準のことです。

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