契約内容は年俸125万ドル(約1億9000万円)、出来高は最大20万ドル(約3000万円)というものです
マルテは昨年11月にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んでいましたが、中日がその保有権を買い取る形での移籍となります
マルテ投手のプロフィール
ドミニカ共和国出身のマルテ投手は、昨季の直球平均が96.4マイル(約155キロ)であり、これはメジャーリーグ全体でも上位14%に位置付けられる豪腕です彼の投球スタイルは、速球に加え、変化球も使い分けることで多様性を持っています
米ベースボール・サバントによれば、彼のストレートは特に注目すべきで、力強い投球が期待されます
中南米メディアの反応
この契約に対し、中南米のメディアも熱い期待を寄せていますベネズエラの新聞『メレディアーノ』は、マルテがパフォーマンスの改善と大リーグ復帰を目指して日本に移籍することを報じています
また、彼が日本のプロ野球で高いレベルの競争に挑むことは、彼にとっても大きな挑戦であると強調されています
中日ドラゴンズのラテン系選手たち
モメント・デポルティボによると、マルテは今季中日の1軍でプレーする4人目のラテン系選手となりますこれには、ドミニカ共和国出身のオルランド・カリステ内野手、パナマ人のウンベルト・メヒア投手、そしてキューバ人のクリスチャン・ロドリゲス内野手が含まれています
また、育成枠にはキューバ出身のランディ・マルティネス投手とカルロス・モニエル外野手も在籍しています
マルテのコメント
マルテ自身は球団を通じて、「中日ドラゴンズと契約でき、とてもうれしく思います私の野球人生の中で、日本でプレーするという新たなステージに入りました
すぐにチームに合流できるよう、ドミニカ共和国でトレーニングをしています
ドラゴンズの勝利に貢献できるよう頑張ります」と抱負を語っています
これまでの成績
メジャー通算で3年間、マルテは102試合に出場し、2勝2敗2セーブ、防御率5.64の成績を残しています昨季はフィリーズで23試合に登板し、26イニングを投げ、防御率は6.92、WHIP(1イニングあたりの被安打数)1.89を記録しました
また、23奪三振、15四球を記録しています
ジュニオル・マルテ投手の中日ドラゴンズへの移籍は、彼自身のキャリアにおける重要なステップです。日本での挑戦は簡単ではないかもしれませんが、彼の経験がチームにとって大きなプラスになることが期待されます。多様なラテン系選手たちとともに、新たな環境でどのような成果を上げるのか、今後が非常に楽しみです。
キーワード解説
- WHIPとは?:投手が1イニングあたりに許す安打や四球の数を示す指標で、低ければ低いほど投手の安定性が高いことを示す。

