特に注目されたのは、昨年10月に右肘の手術を受けた守護神、栗林良吏投手(28)の活躍だ
栗林投手は、このキャンプで4度目となるブルペン投球を行い、31球を投げ終えた後、「すごく満足できる状態」と自信を見せた
開幕へ向けての意気込み
栗林投手は、13日から始まる沖縄キャンプでは「2クール目には打者に投げたい」と実戦に向けて意気込む特に18日からのクールでのシート打撃やフリー打撃への登板が計画されており、昨年は2月23日に対外試合に登板した実績も残っているため、「例年と変わらないペースで進んでいる」と語った
新フォームでの挑戦
手術後のリハビリでは、2月中の遠投を目指していたが、新井監督が全選手を「横一線」に考える方針を強調昨季38セーブを挙げた栗林投手も「ゆっくりでも良いと思ったが、横一線から抜けるために急いで仕上げている」と述べ、新たなフォームへの手応えも感じている様子だ
新井監督の若手育成方針
また、新井監督は沖縄キャンプでも若手選手の競争を促進する方針を示した特に、宮崎・日南キャンプでは若手選手を中心に1軍を編成し、昇格候補として名前の挙がっているのは先発候補の遠藤投手のみ
他の選手については、若い選手がたくさんいるため2軍からの途中合流はないと明言した
選手の成長と期待
1軍で調整を行っている秋山選手と菊池選手は、試合には出ないがシート打撃に参加する希望があることを伝えており、「振る力がついている」と野手の成長に手応えを感じている様子だった栗林良吏選手の復帰が期待される中、広島カープのキャンプは若手選手の育成にも重きを置いていた。新井監督の方針により、選手間の競争が促進され、チーム全体の成長が図られている様子が見受けられ、今年のシーズンに向けた戦力強化の動きが感じられる。
キーワード解説
- 栗林良吏とは?: 栗林良吏選手は、広島東洋カープの投手であり、昨シーズンは38セーブを挙げるなどチームの守護神として活躍していました。右肘の手術を受けた後、再起を目指している選手でもあります。
- ブルペン投球とは?: ブルペン投球は、ピッチャーが試合前に投球練習を行うセッションであり、投球フォームやコントロール、球速を調整する重要な練習です。
- シート打撃とは?: シート打撃は、打者が実際の試合に近い状況下で投手から投げられる球を打つ練習の一つで、選手の打撃力を測る際に使われます。
- 遠投とは?: 遠投は、野球選手が長い距離までボールを投げる練習のことで、肩や腕の強化、投球力の向上に役立ちます。

