その名は新田継吾投手(2年)だ
新田選手は167センチ、73キロと投手としては小柄だが、彼の武器は何と言ってもその146キロの速球と制球力である
特に、彼のストレートは回転数2400回転を超えており、スカウトたちの目を惹きつけている
これは高回転のボールが、打者にとって打ちづらい投球となるためである
菊地投手同様、高倉伸介監督によると、新田選手は直球に加えてキレの良いスライダーを持ち合わせており、投球全体にまとまりがあるという
監督は「高身長の投手にはない角度を使えない分、彼の持つストレートの伸びが求められる
また、球質と実戦力はハルンよりも上だと思っています」と評価を述べている
しかし昨年、彼は右腕の骨折という痛手を負い、長期間のリハビリを余儀なくされてしまった
順調にスピードアップもまさかのアクシデント
神奈川県横浜市出身の新田選手は、瀬谷ボーイズで活躍し、最速137キロを記録多くの強豪校から勧誘を受ける中、千葉学芸を選んだ
彼は入学早々からベンチ入りを果たし、1年生とは思えない成績を残していた
春の練習試合では最速146キロを記録し、将来のエースとして高倉監督からも期待されていた
だが、昨年3月に発生したアクシデントで状況が一変
城西国際大とのオープン戦に登板した際、相手打者との交錯により転倒し、右腕を負傷
結果的に右ヒジ骨折という重傷となり、長期の離脱を余儀なくされた
高倉監督は「彼の将来を考え、完全復活するまでリハビリを行うことを選びました」と語った
このアクシデントはチーム全体にとっても大きな痛手であった
新田選手の状況は非常に興味深い。146キロという速球を持ちながらも、小柄な彼がどのように特徴的なプレースタイルを確立するのか、注目が集まる。また、故障からの復帰を目指し、どれだけの努力を重ねるのかも関心の的だ。
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