中日ドラゴンズ、バンテリンドームに新テラス席設置へ—本塁打狙いで得点力強化を目指す

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中日ドラゴンズの本拠地、バンテリンドームナゴヤが2026年から新たにテラス型観客席を設置する計画を発表した

テラス席は左中間と右中間の外野フェンス手前に設けられ、これにより本塁からフェンスまでの距離が最大で6メートル短縮される

また、フェンスの高さも従来の4.8メートルから3.6メートルに低くなり、ホームランを狙いやすい環境が整えられる

これらの変更は、ドラゴンズの好調な打撃を確保するための重要な施策として期待されている

テラス型席の設置は、両翼のフェンス位置を維持しつつ、左中間と右中間の外野フェンスを前にせり出す形となる

席数はそれぞれ130席の予定で、両翼から中堅までの距離が116メートルから110メートルに短縮される

また、外野フェンスの高さも2.6メートルのラバーフェンスに1メートルのネットを追加し、合計3.6メートルに調整される

新たな観客席改修に伴い、グラウンドレベルにはフィールドシートも設けられ、両翼のファウルゾーンにそれぞれ50席が設置される計画だ

これにより、観客はより臨場感のある観戦が可能となる

日本プロ野球界では、フェンスを低くする動きが他球団でも見られる

例えば、福岡ソフトバンクホークスが15年に設置したホームランテラスの導入後には、同チームの本塁打数が大幅に増加した

竜も昨季の53本塁打は12球団中10位と少なく、球場による本塁打の出やすさが改めて浮き彫りとなった

2026年はドラゴンズの球団創設90周年であり、ドーム開場から30年目という節目の年でもある

これに伴う変革は、長打力のある選手たちの力を引き出し、得点力の向上に寄与することが期待されている

今回のテラス席設置計画は、中日ドラゴンズにとって攻撃力を強化し、観客にとっても新たな楽しみを提供するものです。特にアグレッシブな打撃スタイルを期待される選手たちにとって、高い本塁打数はチームの成績向上に直結するだけに、かなり重要な変更といえるでしょう。
キーワード解説

  • テラス型観客席とは?
  • ラバーフェンスとは?
  • フィールドシートとは?

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