昨季は50試合に登板し、防御率0.79という優れた成績を収めた古田島選手が、救援陣の不測の事態を受けて再びチームの戦力として考えられています
古田島選手の起用が検討される背景には、救援陣の主力である吉田選手が右肘じん帯再建手術（俗にトミー・ジョン手術）を受けることが決定したことがあります
この手術は、野球選手に多い肘の故障に対する治療法で、長期リハビリが必要となる場合が多いです
また、今季から救援専任として活動し始めた山岡選手も、コンプライアンス違反の疑いで活動を自粛しているため、リリーフ不足の影響が大きくなっています
元々は先発としての転向が決まっていた古田島選手は、昨年11月に岸田監督からの打診を受け、オフシーズンを通して先発投手としての準備を進めていました
しかし、「言われたところで頑張るしかない」と自身の役割について前向きな姿勢を示しています
また、怪我で復帰が遅れている宇田川選手の状況も影響を与え、厚沢投手コーチは「いろいろなことを踏まえ、どちらでもいける選手をつくっておこうとした中の一人が古田島」と説明しています
ブルペン陣は平野選手、マチャド選手、ペルドモ選手、山田選手らが順調に仕上がっており、古田島選手が加わることで不安を解消できる見込みです
先週、身内の不幸でチームを離れていた古田島選手は23日に再合流し、有事に備えて準備を進めている様子です
「昨季の成績を超えられるように頑張りたい」と目標を語り、安定した投球と情熱的なプレーで主力としての活躍が期待されています
今後の実戦では、短いイニングでの調整を行う見通しです
さらに、宮崎キャンプでは岸田監督がドラフト4位の山中選手（三菱重工Eａｓｔ）をMVPに選び、2軍相当のB組スタートながら実戦で11打数7安打と好成績を収めています
この成果について岸田監督は「いい刺激を与えてくれるし、結果も出ている
本当に楽しみな存在」と高く評価しました
寒い日が続く中での調整に難しさを感じつつも、「やりたいことはできた
収穫は大きかった」と手応えを述べています
古田島選手のリリーフ転向の可能性が高まる中、チーム内の選手の怪我やコンプライアンス違反が影響していることがわかります。彼の成績と意欲がリリーフ陣にどのように寄与するのか、今後の試合への期待が高まります。
ネットの反応
オリックスのリリーフ体制に関するコメントでは、選手への期待や不安が交錯しています
多くのコメントが投手陣の健康やパフォーマンスに対する懸念を表明しており、特に先発候補の選手たちが怪我や調子不良に見舞われている状況が挙げられています
選手の中にはリリーフとしての役割を担うことに対して前向きな意見もありますが、経験不足の選手を厳しい場面で起用することへの心配の声が多く寄せられています
また、選手の将来に対する考慮が求められ、リリーフに追いやられることで選手生命に影響を与えるのではないかという懸念も強調されています
特に2年連続で中継ぎ起用される選手については、酷使による怪我のリスクが心配されている様子がうかがえます
さらに、選手の適性を評価することなく起用方法を決定する方針に対する疑問も出ており、首脳陣に対する不信感が見えるコメントもあります
他の投手も含め、適した役割を見出し、選手が持てる力を最大限に発揮できるようにすることが求められていると感じられます
全体として、チームの選手起用に対する関心が高く、選手がより良い環境で成長できることを望む声が多く見られます
ネットコメントを一部抜粋
とくに期待してたソーイチローがあの具合だし、加えて山岡・・・
リリーフも簡単に出来る仕事では無いので気が強くて経験の有る古田島投手が適任だと思います。
中嶋前監督なら絶対こんな真似はしなかっただろう
吉田が脱落してしまった今、宇田川に早く戻って来て欲しい。
いいように使われて、不調や故障の原因にならないか心配。
キーワード解説
- リリーフとは？ 試合の途中から投げる投手、特に試合の終盤で守りを固める役割のことを指します。
- 防御率とは？ 投手がどれだけ失点を抑えたかを示す統計で、平均して1試合あたりに与えた失点の数字です。
- トミー・ジョン手術とは？ 肘のじん帯を再建する手術で、特に野球選手に多く行われます。手術後は長期間のリハビリが必要です。
- コンプライアンスとは？ 企業や組織が法令や社会的な倫理を守ることを指し、違反があると信頼を失う可能性があります。
