特に注目されたのは、育成ドラフトでプロ入りした6年目の捕手、石塚綜一郎選手である
彼は練習メニュー表に毎日赤文字で記された「55」という数字を誇示し、熱心さを示していた
アーリーワークを通じての成長
アーリーワークとは、全体練習前に行われる個別の練習であり、選手が自身の弱点を改善するために設けられている石塚選手はこのアーリーワークに、初日のみを除いて24日間参加し、意欲的な姿勢が注目された
彼は「やりたくない時もあるが、決めた以上は続けることが大事」と語り、その言葉に、自らの成長に対する強い覚悟を感じさせた
守備力向上への取り組み
また、石塚選手は午後の自由練習でも特守に励む姿が見られた特守とは、特別な守備練習を行うことで、選手が守備力を向上させるための重要なトレーニングである
彼は実際に泥だらけになりながらも、サッと汗をぬぐい、仲間たちの手本となるよう努めている
首脳陣は、2軍選手が着用するGPS付きのベストを着用させて、石塚選手の動きを細かく分析するほど、彼の取り組みを高く評価している
キャンプでの成果と今後の展望
石塚選手は昨シーズン、支配下選手としての地位を獲得し、彼の努力は実を結びつつある王貞治会長の「努力は必ず報われる」という言葉が、彼の姿勢を一層引き立てている
キャンプが終わり、開幕まで1カ月を切った今、石塚選手の努力がどのようにシーズンに反映されるか、ファンの期待が高まる
今回のキャンプでは、若手選手たちの努力が際立ち、特に石塚選手の姿勢が印象的でした。彼のようにコツコツと取り組む姿勢は、多くの選手に良い影響を与えるでしょう。練習の成果がシーズンでどのように発揮されるのか、非常に楽しみです。
キーワード解説
- アーリーワークとは?:全体練習の前に行う個別練習で、選手が自身の技術向上を目指す重要なトレーニング。
- 特守とは?:特別な守備練習のことで、選手の守備力向上を目的とした訓練。

