なんとしても出塁しようと粘ったがヒットを放てなかった
菅選手は「苦手のインコースの球を打てるようにするにはどうしたらいいか」と考え、秋の大会以降、コーチらにアドバイスをもらいバッティングフォームを変えた
西村銀士主将は「朝練では誰よりも早く来てノックを受けていて、人一倍努力している」と太鼓判を押す
菅選手の努力は、今後の大会でも必ず結果として現れるだろう
また、菅選手はヒップホップユニットの「Creepy Nuts(クリーピーナッツ)」の大ファンで、就寝前には寮の部屋でスピーカーを使って大音量で流している
この趣味は、彼のリラックス法でもあり、試合に向けたモチベーションにもつながっている
◇高校で投手専念、急成長 徳永啓人投手(2年) 徳永投手は、大宗和響投手(2年)とともに昨秋の大会でチームを支えた左腕だ
明治神宮大会では全試合に登板し、自責点0という素晴らしい成績を達成した
小学2年のころ、友人から「広島商でバッテリーを組もう」と言われたことをきっかけに入部を目指した
中学までは投手か野手かを考えることがあったが、荒谷忠勝監督の勧めで投手に専念することに
投手としてのキャリアは初めは平凡だったが、先輩のアドバイスを受けながら急成長を遂げた
最初の頃は直球が120キロ程度で、変化球もほとんど投げられなかったが、練習を重ねることで今ではそのパフォーマンスも向上した
それでも、走るのは苦手で足が速くないが、「自分の成長のため」と歯を食いしばり、日々の練習に取り組んでいる
選手たちの努力と成長は、特に高校スポーツにおいて重要な要素です。彼らは練習や工夫を通じて成長し続けており、それが試合での成果に繋がっていることがわかります。菅選手のバッティングフォームの改善や徳永選手の急成長は、彼ら自身の意志と周囲のサポートによるものです。これからの試合でも、その努力が結果として現れることを期待しています。
キーワード解説
- バッティングフォームとは? バッティングフォームは、選手がボールを打つ際の体の使い方や構え方を示します。正しいフォームを覚えることで、より効率的にボールを打つことができ、ヒットを増やすことが可能になります。
- 自責点とは? 自責点は、投手が自分の失投によって相手チームに得点を与えた場合に記録される点数のことです。自責点が低いほど、その投手の投球が良かったことを示します。

