ウエスタン・リーグでの4月4日、中日戦においては1回1失点の結果となったが、試合後のインタビューでは「今日は自分の中で一歩進めた」と、自身の投球に一定の手ごたえを感じていることを表現した
黄色靱帯骨化症は、脊髄の靱帯が骨に変化し、突然の痛みやしびれといった症状を引き起こす難病である
湯浅は2024年8月に手術を受け、そのリハビリに励んでおり、実戦登板も遂行するまでに回復してきた
この日の登板においては、先頭打者に安打を記録許し、暴投と進塁打で1死三塁を招くも、犠飛によって1点を失う結果となった
しかし、湯浅は「まだまだだけど、少し初めて気持ちよく投げられた感じ」と、前進を実感している様子だった
湯浅は聖光学院高校からプロ入りし、2022年には最優秀中継ぎのタイトルを獲得
同年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では日本代表としても活躍した
今回の中日戦では、同じ病を経験した福敬登投手（32）と初めて直接話すことができ、湯浅にとっては大きな励みとなったという
福選手は22年10月に手術を受けた後、翌年5月にはカムバックを果たした経験を持つ
ファンからも「背番号65の完全復活を待っている」という声が上がり、スタンドからは湯浅の登場曲が流れるたびに大歓声が響いた
満員の甲子園を思い描きながら、湯浅は地道な努力を重ね、さらなる向上を目指して一歩ずつ前進している
湯浅選手の復活劇は、彼自身の忍耐や努力の賜物であり、同じ病と闘う人々にも希望を与えるものです。ファンの期待に応えるためにも、さらに精度を高めていく姿勢が求められます。
キーワード解説
- 黄色靱帯骨化症とは？：脊髄を支える靱帯が骨化してしまう病気で、痛みやしびれを引き起こすことがあります。
- 最優秀中継ぎとは？：野球において、中継ぎ投手の中で特に優れた成績を残した選手に贈られるタイトルです。
- ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）とは？：各国の代表チームが参加する、野球の国際大会で、世界最高峰のプレーヤーが集結します。
