阪神・近本が今季初の勝ち越し2ランで巨人戦連勝に貢献

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(セ・リーグ、巨人3-4阪神、2回戦、阪神2勝、5日、東京D)阪神タイガースの外野手、近本光司(30)が5日の東京ドームで行われた巨人戦において、今季初のホームランとなる勝ち越し2ランを右翼席に放り込み、観客の熱気を一変させた

試合は阪神が4-3で勝利し、連勝を果たした

この打撃は1-1の同点から始まった3回1死一塁の場面で、近本は初球のスライダーを振り抜き逆転の2点を奪った

「打った瞬間は『どうかな』と思ったけれど、入ってくれてよかった」と振り返る近本

前の回には守備でも光るプレーを見せ、富田の初勝利をサポートする重要な役割を果たした

二回1死三塁の際には、門脇の飛球をキャッチし、タッチアップを狙った甲斐を本塁で刺す見事な送球でリードを許さなかった

近本はその瞬間について「気づいたら投げていた

そんな考えている暇はない」と語るほど、感覚的なプレーを行っていた

近本は今季ここまでの8試合で打率・303、1本塁打、2打点を記録しており、開幕からの好調さを維持している

特に開幕8試合での打率3割超えは初めてであり、10安打は自己最多となった

「スロースターター」として知られていた近本だが、今季は早期からの活躍を見せている

彼は「30歳(で迎える)シーズンなので、若いときのままの出力だと(体力が)回復しない」と言い、出力のコントロールが重要であることを認識している

春季キャンプからはマイペースで調整を進め、開幕直前のオープン戦をあえて欠場したことで、チームに強力に貢献するスタートを切った

藤川監督は「本人も長打を打てるというところをしっかりと課題として持っていた」とコメントし、今後の本塁打数の増加を期待している

近本も「チームが勝てたらいいです」と謙虚に語り、これからも虎を牽引していく意気込みを見せている

阪神タイガースの近本光司選手が今季初のホームランを記録し、連勝に寄与したことはチームにとって大きな励みとなっています。彼の守備でも光るプレーが試合の流れを変え、選手の意識や調整への考え方も興味深いです。特に年齢を意識した自己管理の姿勢は、今後のシーズンにおける彼のパフォーマンスに大きな影響を与えるでしょう。
キーワード解説

  • ホームランとは?:野球において、打者がボールを打ってフェンスを越えて得点をすることを指します。通常は、打者が一塁、二塁、三塁を回り、本塁に戻ることで1点を獲得します。
  • スライダーとは?:野球の投球の一種で、ボールが横に曲がる特性を持っています。バッターにとっては打ちにくい球種とされ、ストライクを狙う際によく使われます。
  • タッチアップとは?:ランナーがフライが捕球された後に、次の塁を狙う行動のことを指します。ランナーは捕球される前にベースについていなければなりません。
  • 出力とは?:ここでは選手の身体が発揮する力を指します。特に野球の場合は、打撃や投球のパフォーマンスに影響を与える要素です。

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