江川卓氏が語る巨人の戦いぶりと投手陣の課題

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元巨人の江川卓氏(69)が自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を通じて、2025年シーズンの巨人の戦いについての見解を語った

特に注目すべきは新外国人選手キャベッジの活躍で、開幕からの打率が3割4分9厘、さらに2本塁打と好調を維持している点だ

江川氏はキャベッジの打撃スタイルについて、「150キロを超えるストレートには少し遅れが見られたが、140キロ台のストレートには対応できている」と評価

また、打撃のポイントがやや遅れることで、150キロの直球に詰まることもあると指摘した

彼の分析は、キャベッジが期待される選手であることを示す重要な要素だ

一方、エースの戸郷翔征投手(25)に関しては、フォークボールの制球が不安定であることを問題視した

江川氏は「フォークが決まらないことで直球中心の投球になり、狙い打ちされるリスクが高まる」と指摘

この課題を克服することが、戸郷が再び勝ち星を手にするための鍵であると考えられる

また、今季から巨人に加入した田中将大投手(36)は、3日の中日戦で586日ぶりの勝利をあげた

江川氏は「3回までは過去の良いボールを思い出させる投球だったが、徐々にスライダーが抜け始めた」と分析

しかし、1死満塁の危機を併殺打で紹介した田中のピッチングは評価に値し、「勝つか負けるかの差は、重要な1球にかかっている」と述べた

さらに、今季の巨人は開幕から阪神に3連敗を喫しており、江川氏は「阪神苦手説が浮上するかもしれない」と指摘

この結果はシーズン展望に影響を与える要因となるだろう

江川卓氏が分析した巨人の現状は、選手個々の課題が浮き彫りになっており、特にエースの戸郷翔征投手のフォークボールの制球が鍵となる。新外国人キャベッジが打撃で結果を出していることは朗報だが、阪神戦の連敗が今後の展望にどのように影響するか注目したい。
キーワード解説

  • キャベッジとは?:プロ野球の外国人選手で、打撃力に秀でた選手のこと。特に長打力に期待される。
  • フォークボールとは?:投手が使用する球種で、落ちる特性を持つ。打者に対して変化球としての効果が高い。

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