津田は２回を無安打、４奪三振、無失点という素晴らしい成績を収め、マウンドでの存在感をアピールした
津田はこの日、先発投手の富田に続いて2回から登板
初回の先頭打者である佐藤啓を一ゴロに仕留めると、続くロベルト、内田を相手にそれぞれ空振り三振を奪った
特に内田に対しては、初球から最速１５０キロの直球を投じ、その後のフォークで空を切らせた
津田は三回の登板でも仲田、持丸を連続で空振り三振に打ち取るなど、回をまたいで４者連続三振の快挙を記録した
最後は上本を三ゴロに仕留め、完全投球で降板した
この躍進の裏には、平田２軍監督の存在が大きかった
実は津田は、今年３月９日の練習試合・巨人戦で５回７失点という成績を残した後、同２３日のウエスタン・中日戦でも４回１／３を投げて５失点と、背信投球を続けていた
この結果を受けて平田監督は「もう先発させられへん」と語るほど厳しい言葉をかけた
これに対して津田は悔しさを胸に秘め、「監督を見返してやろう」と奮起した
津田は不安を抱えていた自身の投球フォームを見直すため、球団のアナリストに協力を仰ぎ、再現性を高めることに努めた
「今はこれで打たれたらしょうがないという気持ちで投げられている」とメンタル面でも成長を遂げた津田
平田監督は「津田は努力しよったよ
良くなったね」と彼の取り組みを認め、その成長を称賛した
「監督はたくさん声をかけてくれた
１軍で活躍して恩返ししたい」と語る津田は、恩師への思いを原動力に今後も腕を振るっていく姿勢を見せている
津田選手が見せた快投は、彼が監督の期待に応えようとする強い気持ちから生まれたものでした。厳しい状況を乗り越え、努力する姿勢は他の選手たちにも良い影響を与えることが期待されます。今後の成長が楽しみです。
キーワード解説
- 奪三振とは？：奪三振とは、投手が打者を三振で打ち取ることを指します。三振はストライクを3回取られた場合に宣告されるアウトの一つで、これが多いとピッチャーの威力が高いことを意味します。
- 直球とは？：直球は、キャッチャーに急速で真っ直ぐ飛ぶ球のことを指します。通常、投手が最も自信を持って投げる球種で、打者にとっては脅威となる速球です。
- フォークとは？：フォークは、投手が投げる際にボールが落ちる弾道の球種です。打者には落ちることがわかりにくいため、三振や空振りを狙う際に使用されることがあります。
