登板日以外は体力と筋力の強化に全力を注ぎ、目指すのはメジャーリーグ・シカゴ・カブスの今永昇太投手(31歳)のような高品質な球を投げることです
前田選手にとって1軍での活躍は、これまで支えてくれた人々への最大の恩返しと考えています
特訓とトレーニングの日々
前田選手は、シーズンのない期間においてもアメリカンノック形式の練習に励んでいます小笠原投手コーチからマンツーマンでの指導を受けつつ、体力強化に努めています
「長いシーズンを通じてローテーションを守る選手に比べ、自分はまだ体力が劣っている
一切のサボりはせず、走ることや筋トレをしっかり行なっています」と述べており、汗を拭いながら努力を続けています
昨季の成績と今季への意気込み
昨シーズンは、特別育成プログラムにより2軍では4勝を挙げましたが、1軍での登板は10月のリーグ優勝決定戦の際、3回6失点で降板という厳しい結果に終わりましたこの成績を受けて前田選手は冷静に振り返り、「今年は自らチャンスをつかみに行かねばならないし、競争に勝っていかないといけない」と決意を新たにしています
憧れの存在、今永昇太との出会い
前田選手は、大阪桐蔭の先輩であるDeNAの松尾を通じて、今永選手の指導を受けることができました今年1月には高知での自主トレに参加し、毎日行動を共にする中で「今永選手の球筋に圧倒された」と振り返ります
特に「力感の割に非常に速く感じるストレート」は、前田選手にとって衝撃的なものでした
まとめと今後の展望
前田悠伍選手は、今年のシーズン開幕戦となったウエスタン・リーグの中日戦では6回1失点の好投を見せましたこの起用は彼に対する期待の表れと言えるでしょう
「しっかりとレベルアップし、将来的には1軍マウンドに立ちたい」と語るその目は、確固たる決意を秘めています
- 選手プロフィール
- 名前:前田悠伍(まえだ・ゆうご)
- 生年月日:2005年8月4日(19歳)
- 出身地:滋賀県
- 身長・体重:1メートル79、80キロ
- 背番号:41
- 特記事項:2018年、大阪桐蔭高校で甲子園出場3回、2年春には優勝に貢献
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは?プロ野球の2軍選手が参加するリーグで、若手選手の成長や調整を目的としています。
- 筋トレとは?筋肉を強化するための運動で、体力向上やパフォーマンス向上に重要です。
- ドレフトとは?プロ野球の選手を選ぶ制度で、各チームが新たな選手を獲得するために行います。
- ストレートとは?ピッチャーが投げる最も基本的な球種で、速さと直進性が特徴です。

