この勝利により、井上一樹監督（53）率いるチームは、正念場の9連戦を連勝でスタートさせた
試合時間は驚異の4時間30分にも及び、井上監督は試合後、「選手それぞれが集中力を切らさずに頑張ってくれた」とナインの奮闘を称えた
しかし、一方で試合中のある出来事がファンの批判を招く結果となった
9回の攻撃で、二死満塁のサヨナラのチャンスに、中日・山本泰寛内野手（31）が打席に入ると、ドーム内の雰囲気は興奮に包まれたが、なんと山本は2球目をセーフティーバント
打球は前方の投手へと転がり、逃げることができたチャンスは完全に消失した
観客席には「なぜ2アウトからバントなのか」という疑問の声が広がった
試合後、山本は「確率が高いのを僕が選択しました」と自身の判断を説明したが、その結果はまるで「アウトにしてください」と言わんばかりの出来となり、ネット上でも疑問の声が多く寄せられた
これに対して井上監督は「ビックリしましたが、ヤスのことを責めるつもりはない
選手には常に大きな視野を持つように言っており、いけると判断した時は挑戦するべきだと考えている」と選手への理解を示した
中日は故障者が続出している上に、リーグで最低の打率と得点を記録するという厳しい状況にあるが、井上監督は自ら考案したスローガン「どらポジ」を掲げ、前向きな姿勢で戦っている
現在、借金は「1」まで減り、勝率5割復帰も目前となっており、「あと7つ、どうやってコンディションを向上させていくか知恵を絞って頑張りたい」とポジティブな姿勢を崩さない
中日の試合では、選手の判断力や戦術が注目された。延長11回のサヨナラ勝ちも素晴らしいが、特に山本選手の選択が賛否を呼んだことはチームにとって重要な課題だ。このような難しい場面で監督が選手を擁護する姿勢は、チームの団結力や信頼感を高める要因となるだろう。
ネットの反応
今回のコメントは、山本選手が9回二死満塁の場面でセーフティバントを決行したことに対するさまざまな意見を集めています
コメントの多くは、山本選手の独断かどうかや作戦の成功と失敗の評価に関するもので、特に試合の結果がどうであれ、その挑戦をどう見るかが焦点となっています
コメント者の中には、バント自体は悪くないアイデアだとしても、技術的な問題やランナーの動きの調整が不足していたとの意見があり、セーフティを狙うならばもっと緻密な計算が必要だったという指摘も見受けられました
逆に、山本選手の挑戦を評価する声もあり、他の選手たちと同じ条件下でどれだけの選択肢があったのかを考慮した意見もありました
また、井上監督が選手の判断を尊重し、責めなかった点を評価するコメントも多く、チーム全体の士気や選手の成長に重きを置いている意見が見られました
結果論としてみると、成功していれば称賛を得たであろう作戦であり、試合に勝ったという最後の結果もあってか、全体的には前向きな印象が浮かびました
ネットコメントを一部抜粋
もし本当に山本の独断なら今年でクビでしょう。
その場面に行くまでのひっくり返されてから追いついたって事実のほうが重要だと思うの。
アイデアは悪くないと思うが、狙った所に転がせるだけの技術が無かった。
観てた時は何で？と思ったが、結果失敗するもヤスなりの考えがわかった。
結果論ですよ。見事に決まってたら称賛されてるでしょ。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは？試合が同点の状態で最終回に得点を上げ、勝利を収めることを指します。
- セーフティーバントとは？内野手がバントを行い、安打を狙う戦術の一つで、相手の守備の隙を突いて出塁を狙います。
- 犠牲フライとは？打者がフライを打ってアウトになったとしても、ランナーがホームに走って得点することを目的にした打撃のことです。
