評論家の彦野利勝さん(60)は、高橋の投球に見られる微妙な変化を指摘している
力強さの変化
彦野さんは「力投という言葉が当てはまらないいつもの躍動感がなかった」と述べ、8割ほどの力感で投球しているように映ったと分析した
立ち上がりからは、ほとんど150キロ前半の真っ直ぐで押し、三者凡退に抑えた
その後、2回に坂倉選手に先制ソロを許したが、打線の逆転を受けてから配球に変化を持たせた
配球の工夫
高橋投手は、左打者には小さく切れ曲がるカットボールと外側へ逃げるツーシームを投げ分け、右打者にも同様の配球を行ったこのような戦術変更は、今季ここまで失敗が続いたことから導き出されたものかもしれない
以前のように落差の大きいスプリットで三振を奪う投球ではなく、打たせてアウトを取るスタイルにシフトしている
奪三振率の推移
今季の奪三振数はこれまでのところ芳しくなく、3試合トータルで23奪三振、奪三振率は6.03と昨季の8.14から下がっている昨季は143イニングで130奪三振、1試合平均での奪三振率は8.14であったが、今季は奪三振の量よりも質に重きを置く傾向が見られる
ピンチを乗り切る
7回には先頭・末包選手に四球を出し、1死一、二塁のピンチを迎えたが、堂林選手への投球で遊ゴロ併殺打を達成彦野さんは、ここでのピッチングにおいても、スプリットではなくカットボールを選択したことが印象的だと話した
高橋は、開幕投手を任された中で、これまで1勝3敗と苦戦を強いられていたが、今回の勝利が今後の自信につながることが期待される
彦野さんは、打者としての貢献度も評価しており、「6回は10球投げさせて次の岡林が打った
宏斗の粘りが効いた」と、その影響力を称えた
高橋宏斗選手の投球スタイルの変化は、非常に興味深いです。以前の力強い投球から打たせてアウトを取るスタイルへとシフトしており、これが今後の成績にどう影響するのかが注目されます。また、彼の打撃にも貢献した点は、選手としての地道な努力が実を結んでいることを示しています。
ネットの反応
中日・高橋宏斗選手に対するコメントが多く寄せられ、その中で彼の投球スタイルやパフォーマンスについてさまざまな意見が飛び交っています
一部のファンは、彼が昨年のような圧倒的な投球を取り戻していないことを残念に思っており、調子が戻るのを期待しています
特に、最近の試合での投球が物足りないと感じているファンが多く、元の力強さを取り戻すまでの道のりを注目しているようです
また、彼の投球に関して具体的な問題点も指摘されています
例えば、「カットボールを使いすぎて肘が下がってしまった」や「ストレートの質が落ちている」といった意見があり、これが調子の波に影響を与えていると考えられています
いくつかのコメントでは、全力で投げることを避けるスタイルが、シュート回転を引き起こしているのではないかとも指摘されています
そこで、制球力を重視した投球にシフトすることが重要だという見解もありました
さらに、コメントの中には、彼が期待される素材であるがゆえに、チームの成績向上を手助けするためには安定したピッチングが求められるという意見も見られました
ファンの中には、彼がしっかりとしたケアを受けつつ、余裕を持ってプレーすることが重要だとも考えているようです
総じて、高橋選手に対する期待は大きく、次の試合でどのような成長を見せるかが注目されています
彼を支えるファンは、彼の活躍を信じて応援を続ける姿勢が見受けられました
チーム全体の打撃能力にも課題があることから、選手たちが一丸となって高橋選手をサポートしていくことが求められています
ネットコメントを一部抜粋
大野が低迷期に入る前に谷繁さんがピッチングで楽をすることを覚えたのがよくなかった。
最近、勝利並みなんなら勝ち以上に松山投手の投球見るのが一番の楽しみ。
調子が悪い中でも何とかするのが、ローテ投手。
カットの投げ過ぎで肘が下がって真っ直ぐがシュート回転って事でしょ。
多分全力で投げるとシュート回転してたまを吹かすから力をあまり入れず投げてるんだと思う。
キーワード解説
- 奪三振とは? 奪三振は、投手が打者を三振にすることを指します。これにより、投手はアウトを獲得します。
- カットボールとは? カットボールは、速球と似たようなスピードで投げられるものの、微妙なカーブで打者を欺く球種です。
- ツーシームとは? ツーシームは、ボールがゆっくりと落ちていくような動きをする球種で、特に打者にとって打ちにくい球です。

