試合は、決勝点となる3―3の同点で迎えた6回、先頭の牧原大成選手が内野安打で出塁し、その後に嶺井博希選手の犠打でランナーを二塁に進めた
このチャンスで廣瀬選手が打席に立ち、3球目の直球を捉えて右翼前に落ちるヒットを放った
試合の流れと廣瀬選手の役割
この時の試合は拮抗しており、ソフトバンクは先に得点を決められていたが、廣瀬選手の打撃が流れを変える瞬間となった「先輩方が作ったチャンスを絶対に生かそうと打席に入った」と話す彼の意気込みが実を結んだ瞬間だった
試合後、彼は「結構（打撃の）調子が悪かったので、何とか一本出れば変わるかなと思った」と振り返った
打撃にかける思い
廣瀬選手は直近の5試合で15打数1安打、5三振という苦戦を強いられていたその中で彼が意識したのは、打席に立つ際の心構え
「本当に割り切って集中するだけに意識して、スイングを意識し過ぎないようにした」と改善点を語った
彼の特徴である「詰まりながら逆方向に打つ」技術が生かされた一打だった
実戦経験が生きた結果
試合前の1～3日の日本ハム戦での出場を経て、実戦経験を積んだことで、廣瀬選手は試合の中での柔軟性を増していた「疲れはもちろんあるが、その中で結果を残せたことは将来につながる」と自信を見せた
2035年のシーズンを見据える中で、この勝ち越しは彼の成長を感じさせる重要な場面となった
今回の試合では、廣瀬選手が苦しい打撃を克服し、勝ち越し打を決めたことで、チームに貴重な勝利をもたらしました。彼の成長や心構えが試合にどう影響したのかが分かる内容でした。
キーワード解説
- 勝ち越し打とは？試合の点数が同点あるいは負けているところから、リーダーシップを発揮して得点を重ねること。
- 犠打とは？バッターがアウトになっても、走者を進めるために意図的に打ったボールをファウルにしないプレイ。
- 内野安打とは？内野手が守るエリア（内野）でヒットが生まれ、二塁や一塁に出塁すること。
- スイングとは？バッターがバットを振る動作のことで、ボールを打つ時の力や速度を表す。
