阪神・中川、プロ初安打で喜びのガッツポーズ

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2025年5月6日、東京ドームで行われたセ・リーグの試合で、阪神タイガースの中川勇斗選手がプロ初安打を記録しました

彼は5回1死の場面で、2番手左腕・石川のスクリューを見事に三塁線へはじき返しました

この当たりで一塁へ懸命に走り、ヘッドスライディングを決め、ベンチに向かって拳を上げる姿が印象的でした

中川選手は本職は捕手ですが、この日は左翼で先発出場

対左投手との戦いが続く中、打撃不振に悩む前川選手に代わって得たチャンスを見事に活かしました

また、「結果を出さないと(1軍に)残れない」という思いから、全力で打席に立ち、親に渡したいと語った記念球を得ることとなりました

彼の打撃センスは周囲からも高く評価されています

同じ右打者の森下選手は、「あの身長(1メートル72センチ)でもパンチがある」と称賛しています

しかし、中川選手自身はなかなか自信を持てずにいたとのこと

「状態が悪くなると消極的になってしまう」と語っています

そんな中川選手が自信を持てるようになったのは、格闘家・朝倉未来選手の影響が大きいようです

朝倉選手の「自分が強くなっている思い込みは、勘違いでもその人を強くする」という言葉に感銘を受け、今では打席に入る際に「俺は強い」と自己暗示をかけるようにしているとのこと

この日の初ヒットは、その瞬間を思い切り引っ張って生まれました

東京ドームで行われたこの場面は、中川選手にとって特別な意味を持つもので、4日前に朝倉選手が「RIZIN男祭り」で勝利した舞台での出来事でもありました

「未来さんと同じ舞台で打てた

本当にうれしい」とのコメントからも彼の喜びが伝わってきます

中川 勇斗(なかがわ・はやと)
2004年生まれで、愛知県出身の21歳

京都国際高校で甲子園に3年連続出場し、ドラフト7位で阪神に入団しました

今季は中日戦で1軍デビューを果たしました

中川選手の初安打のニュースは、プロ野球界において特に注目に値します。彼が抱えていた自信のなさから、強気なマインドセットへの変化が見られ、自己成長の一環として非常に感動的です。阪神においても、新たな若手選手の台頭が期待されます。
キーワード解説

  • プロ初安打とは? プロ野球選手が公式戦で初めてヒットを打つことを指します。
  • スクリューとは? 投手が投げる球の変化系で、ボールが急激に下方向に落ちる特性を持っています。
  • ヘッドスライディングとは? 一塁や本塁などにタッチアウトされないよう、選手が身体を低くして滑り込むプレーを指します。

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