日本ハムが接戦を制し貯金を増加、石井一成が猛打賞を達成
◆パ・リーグ 日本ハム2―1楽天(5月9日・エスコン) 日本ハムは9日、楽天戦を2―1で勝利し、引き分けを挟んで今季2連勝を飾ったこれにより、貯金は今季最多タイの4となり、首位オリックスにゲーム差なしできる状況となった
「9番・二塁」でスタメン出場した石井一成内野手(31)は、2回の先制となる右前適時打を放つなど、今季初の3安打猛打賞を達成した
定まらない二塁の定位置争いにおいて、新庄監督に強くアピールした形だ
石井は、楽天の先発・滝中のスライダーを巧みに捉え、ゴロで一、二塁間を破る安打を打った
試合後、彼は「これまで抑えられていた相手だったので、最初のチャンスが大切だと思っていました
1点取ればいい流れでいけると思って、気持ちで打ちました」と感想を語った
また、後輩であるルーキーの山県(8番・遊撃)がチャンスを作り出し、石井の打席につながった
「彼がつないでくれたチャンスだったので、より気持ちも入りました」と石井は続けた
試合の後半でも石井は中前打、8回にも右前打を放ち、猛打賞を飾った
石井は「ファームでの再調整を経て、自分のバッティングができてきている」と語り、さらなる活躍を目指している様子だ
また、今後の投手との連携を考慮し、加藤貴は翌日10日の楽天戦に自信を見せた
開幕からの5試合において、全て2失点以下の成績を残しており、防御率は1・52と安定感が際立つ
「悪い感じはない
いい感じで投げられているので、明日それを出せれば」とコメントした
最後に、石井は打撃投手である石井裕也さんから、自身を題材にした絵本「きこえなくなって~みみのきこえないプロやきゅうせんしゅのおはなし~」の贈呈を受けた
この絵本は、先天性難聴を抱えた石井が多くの困難を乗り越えプロ野球選手になるまでの物語で、石井さんは「耳が聞こえない人たちにも野球選手になってもらいたい」と語った
今回の試合は、日本ハムが接戦を制したことで、チーム全体の士気が高まり、選手たちの自信も深まった印象です。特に石井選手の活躍は、選手間での競争を意識させ、他の選手にも良い刺激となるでしょう。今後の試合でもこの流れを維持し、さらなる勝利を期待したいところです。
キーワード解説
- 二塁(ににく)とは?:二塁とは、野球のポジションの一つで、内野の中央に位置する塁です。ベースランニング中に二塁を踏むことで、次の塁への進塁のチャンスを得ることができます。
- スライダーとは?:スライダーは、ピッチャーが投げる球種の一つです。ボールが右側にスライドするように曲がるため、バッターが打ちにくい球です。
- 猛打賞(もうだしょう)とは?:猛打賞とは、野球の試合で選手が特に素晴らしい打撃成績を収めた時に与えられる称号で、通常は3安打以上を記録した場合に言われます。

