楽天の辰己涼介外野手（28）が、ロッテ戦に「3番中堅」として出場し、1回1死二塁の場面で、小島の投じた内角フォークを打ち、先制2点本塁打を放った
試合を見守るファンの期待に応える一撃で、打球は右翼ポール際に着弾
試合後、辰己は「特に何の感情も湧いてないです」とクールな表情で語った
今季、辰己選手は開幕4番でスタートしたが、一時は打率が1割台に落ち込み、昨季の最多安打の好打者とは思えない成績で、4月21日に出場選手登録を抹消された
しかし、今月9日の日本ハム戦から再昇格し、その後の5試合で15打数4安打、打率2割6分7厘と復調の兆しを見せている
この日の試合では本塁打を契機に、左飛、遊ゴロ、左飛と凡退もあったが、いずれもその内容には手応えを感じていた
「それ（本塁打）以外の打席の方がなんかいい感じがしたんで、開幕から相変わらずいい感じですね」と、澄んだ表情でコメントした
さらに、13、14日のロッテ戦は平日デーゲームで行われ、宮城県内の小中学生、高校生が課外活動の一環として来場した
「皆さんの未来は明るいので、たくさん勉強して楽しい人生を歩んでください」と子供たちにエールを送り、シーズンを通して夢や希望を与えるスターの役割をしっかり果たしている
辰己選手の復調が期待される中、本塁打を含む活躍はチームにとっても大きな励みになるだろう。彼が再び本来の力を取り戻すことで、楽天はさらなる勝利に繋がる可能性が高まる。
キーワード解説
- 本塁打とは？：野球において本塁打は、打球がフェンスを越え、バッターが1塁、2塁、3塁を回って本塁に戻ることができる得点の方法を指します。
- 打率とは？：打率は、選手が打席に立った際のヒットの割合を示す指標で、野球選手の打撃成績を測る重要な要素です。
- 外野手とは？：外野手は、野球のポジションの一つで、外野の守備を担当する選手のことを指します。通常は球場の外側に位置し、打球をキャッチしたり球を返す役割があります。
