曽谷選手はこの試合で１０２球を投げ、４安打１失点、無四球と優れた成績を収めた
彼は、過去に西武戦で３敗を喫していたが、今回の試合で通算６試合目で初勝利を挙げた
この勝利によって、オリックスは今季初の同一カードでの３連敗の危機を回避し、チームの最大貯金であった８が消滅する事態を免れた
３年目の左腕は、さらなる成長を示した
試合終盤、曽谷選手はギアを上げた
「椋にデッドボールが当たってしまったので、ここは死ぬ気で抑える」と強い決意を示した
同じ００年生まれのチームメイト、太田選手が押し出しの死球で勝ち越し点をもぎ取り、その点を守るために９回のマウンドに上がった
先頭バッターの西川選手は試合前の段階で９打数５安打という成績を誇っていたが、曽谷はこの日、彼を中飛に打ち取ることに成功
さらに、滝沢選手を空振り三振に仕留め、渡部聖選手を鋭いスライダーで三ゴロにしました
これで緊張もほぐれ、「ここまで長かったし、なんとか連敗を止められて良かった」と無事を喜んだ
リーグトップタイの５勝を挙げていた隅田と投げ合った曽谷選手は、初回に渡部聖選手に左越えのソロホームランを許したが、その後は冷静に自分の投球に専念した
彼は「相手どうこうより、自分の投球をすること
少ない球数で投げいけば、負けることはない」と信念を持って挑んだ
最速１５２キロの直球を武器に、連打を許さなかった
同じ左腕で１学年下の宮城投手は曽谷選手にとって「追い越さなければいけない存在」で、今回の完投がさらなる成長へつながることを期待している
エースの宮城はすでに８完投（４完封）を記録しており、それを意識しながらも「これを機にもっと成長していきたい」と意気込んだ
曽谷選手を見守ってきた厚沢投手コーチも「本当に柱になりつつある一人
もう（チームの）勝ち負けは任せている」と信頼を寄せた
直近５試合で３度の完封負けを喫していたオリックスの打線は、この日も３得点に留まったが、曽谷選手は「打線も毎回良いというわけではないし、そこで崩れたらダメ
僕たちはやっぱり、長いイニングを投げていかなければ」と先発としての責任感を示した
「（完投は）１年間に何回もできることではないと思う
これを目指し、またやっていければ」と力強く語る曽谷選手が、さらなる飛躍を遂げることが期待される
オリックス・曽谷投手がプロ初完投を達成したことは、彼のキャリアにおいて大きなステップアップと言えます。この経験を通じて、さらなる成長へつながることが期待され、チームにとっても貴重な勝利をもたらしました。
キーワード解説
- 完投とは？：試合の全イニングを1人の投手が投げ切ることを指します。通常は、投手の技術やスタミナが求められ、高い評価を受けます。
- 無四球とは？：四球を与えずに投球を終えることを意味します。制球力の高さを示す重要な指標となります。
- 貯金とは？：チームが勝ち越した試合数を指し、シーズン中の成績を示す指標です。
