試合は東京ドームで行われ、巨人は四回に甲斐選手とヘルナンデス選手の連続適時打、そして赤星選手の2点打で主導権を握りました
赤星選手はプロ4年目にして初の完投勝利及び完封勝利を達成しました
一方のヤクルトは好機があったものの、決定打を欠いて敗れてしまいました
巨人は連投が続く救援陣に対し、先発の赤星選手が9回を116球で投げ抜く快投を見せました
試合時間は約2時間半で、「長いイニングを投げようという意識はあまりなかったけど、結果的には良かったかな」と赤星選手は柔らかな笑みを浮かべながら語りました
赤星選手は自身の2点打が出た直後の五回に試練が訪れました
二死一、二塁の場面で、ボール玉を3球続けられた時も、「思い切って(ストライク)ゾーン内に強い球を投げようと思った」と、弱気になることなく直球を低めに集め、最後は投ゴロに打ち取ることに成功しました
彼が安定した投球を続ける要因として、自身の直球の力強さを挙げています
「真っすぐでも勝負できているし、変化球も生きてくる
そこが今までとは違って、投球が楽になっている」と語り、この日も無四球の持ち前の制球力が大きな要因となりました
また、打者から球の出所を見えにくくするために変更した投球フォームも成長を支えているようです
自身初の完封勝利は、チームの先発陣にとって今季初の完封勝利でもあります
試合途中に破れてしまった右足のスパイクは、長くマウンドに立ち続けてきた証しでもあります
「年間を通して先発ローテーションを回れるように、切り替えて次に向けて頑張りたい」と語り、自信に満ちた表情を見せました
巨人の阿部監督は、「赤星はいいところでちゃんと真っすぐを使えていたし、ちょっと速めのカーブを使ったりと工夫もあった
甲子園でみんな頑張ってくれたので、そういう意味でも赤星がチームを助けてくれた」と評価しました
今回の試合での赤星選手の成長は非常に印象的です。特に、苦しい状況でも冷静にストライクゾーンに集中して投球できたことは、今後の彼の活躍が期待されるポイントです。また、巨人全体がいい流れに乗っていることも感じられ、今後の試合に向けて大きな自信に繋がるでしょう。
キーワード解説
- 完封勝利とは?:投手が相手チームに一度も得点を許さずに試合を完了させることを指します。
- 救援陣とは?:試合中に投手が降板した後に登板する投手の集まりのことです。
- ストライクゾーンとは?:投手が投げるボールが打者にとって有効な範囲のことを指し、この範囲内に投げることで打者を打ち取ることが期待されます。

