巨人・戸郷、今季初勝利!プロ入り初の苦悩を乗り越え逆襲の兆し

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◇25日 巨人5―2ヤクルト(東京ドーム) 試合後のお立ち台で、多くのファンの歓声に包まれながら、巨人・戸郷翔征投手は「長かったですねぇ」と深い満足感を口にした

今季ここまで6試合未勝利だったエースが、7戦目でついに6イニングを2失点に抑え、待望の初勝利を挙げた

「プロ野球人生で、こんなに悩んだ期間は初めてでした」と言う戸郷は、2年連続開幕投手として期待を裏切られ、結果が出ない日々を過ごした結果、2軍に降格する苦境も味わった

そこで彼は必死に練習を続けたが、同時に「験担ぎ」という精神的支えを求めて様々な方法を試みた

たとえば、清めのために塩をなめたり、神社を訪れたり、さらにはトイレ掃除をすることで、心の整理を付けていたという

そんな彼を励ましたのは、メジャーリーグ・オリオールズに所属する先輩、菅野智之選手からの電話だった

「何も変えるな、結果が出なくても毎日、今までやってきたことをやりなさい」とアドバイスを受けた戸郷は、その言葉を胸に刻み、コツコツと土台を固めてきた

試合の中では、その基本に立ち返り、「真っすぐの質を求める」ことを意識した

特に5回の重要な場面で、3点差の状況下、相手の主砲であるサンタナやオスナに直球で勝負を挑み、見事に切り抜けることに成功

阿部監督も中4日で彼を送り出し、勝利への期待をかけていたため、その期待に応える結果を出したことは大きな意義がある

これにより巨人は今季初の5連勝を達成し、順位も2位に上昇

戸郷は「これから逆襲が始まります」とファンに向けて力強く宣言し、今後の活躍に期待が高まる

戸郷選手が苦しみながらも初勝利を挙げたことは、彼自身にとっても大きな自信になるだろう。特に苦しい時期を乗り越えた経験が、今後のプレーに良い影響を与えることが期待される。これからの彼の活躍が非常に楽しみだ。
キーワード解説

  • エースとは?:チームの中心的な投手のことを指し、その試合の勝敗に大きな影響を与える。特に重要な試合ではスタメンで起用されることが多い。
  • 験担ぎとは?:勝負事において、成功を祈願するための行為や儀式。選手が心を整え、プレッシャーに打ち勝つために行うことが多い。

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