伊藤優輔、ソフトバンクでの挑戦に懸ける熱い想い
プロ野球ソフトバンクホークスに新たに加わった伊藤優輔投手(28)が、ウエスタン・リーグでの調整を続けている彼はFA移籍した甲斐の人的補償としてチームに加入し、現在は先発として活動
しかし、成績は1勝5敗と振るわず、課題は山積みながらも前向きな姿勢で取り組んでいる
憧れの上原浩治氏を目指す
伊藤は、野球を始めた当初から憧れていた上原浩治氏(50)のような勝てる投手になることを目指している上原氏はNPB(日本プロ野球)で通算112勝を挙げた名投手であり、彼のスタイルを模倣しながら自己の成長を目指している
伊藤は「やっぱり勝っているピッチャーでエース
そこが一番ですかね」と、自身の理想像について語った
中日の試合での好投
20日のウエスタン・リーグ中日戦では、2安打無失点という素晴らしい成績を残し、最速149キロのピッチングを披露変化球としてカットボール、フォーク、スライダーを駆使して、強打者たちを抑え込んだ
このような好投を通じて、チーム内での信頼を得られるかが今後の課題となっている
期待がかかる成長
以前は中継ぎとして活躍していたが、今季は先発のポジションに挑戦中昨年の1軍登板ではスタミナ強化が課題とされており、キャンプから取り組んでいる
特に、春季キャンプ中には自己最多の101球を投げるなど、意欲的に挑戦している
松山2軍監督からはボールの質の高さを評価されている一方で、制球面での不安を指摘されている
背中を押される自信
松山監督からは「どんどんストライクを投げて打たれる方がマシだよ」と励ましを受け、自信を持ってピッチングを続ける意欲を見せている「中継ぎとは違ったバッターとの駆け引きも感じている」と自己分析しながら、1軍昇格を目指す伊藤の熱い思いは続く
プロフィール
- 伊藤優輔
- 生年月日:1997年1月14日(28歳)、出身地:東京都荒川区
- 学歴:小山台高校3年春に甲子園出場、中大から三菱パワーを経て20年ドラフト4位で巨人に入団
昨年1軍デビューを果たした - 家業:保育園などにパンを提供している家庭で育った
- リラックス法:特に何も考えずに過ごすこと
キーワード解説
- FA移籍とは?:選手が他の球団に移籍するための自由契約制度のことで、特定期間の契約後に新たな球団と契約できること。
- 人的補償とは?:FA移籍の際、元の球団に提供される選手や補償のことで、移籍による損失をどのように補うかを定めた制度。
- トミー・ジョン手術とは?:野球選手などの肘の靭帯を再建する手術名で、特に投手が受けることが多い。
- 中継ぎとは?:試合中に試合の流れを変えるために登板する投手のこと。先発投手の後に登板することが多い。

