中5日で先発した井上温大投手(24)は7回を投げ、今季自己最多の111球で7安打2失点を記録した
敗戦投手にはなったが、セットアッパーの大勢が遠征に帯同しなかった中で、今季9試合目の登板で8度目のクオリティースタート(クオリティースタート=QS:6回以上を投げ、自責点3以内に抑えること)を達成し、粘りを見せた
打線は1点を追う9回に今季初出場となった丸佳浩外野手(36)が代打で安打を放ち、チャンスを作ったが、結果はもう1点が遠かった
場所を金沢に移す28日の第2戦では、連敗は避けたい
井上は富山のファンの応援を受けながら、左腕を思い切り振った
1点ビハインドの7回1死一塁で代打の上本を迎え、カウント1―1から外角スライダーを引っかけさせて三ゴロ併殺に打ち取ると、うなずきながら勢い良くベンチへ戻った
慣れないマウンドでも試合を作り上げた井上は、球がバラつく場面もあったが、最速149キロの直球にスライダー、フォークを織り交ぜ、7奪三振を奪った
4回2死満塁では小園にスライダーを打たれ、先制の2点適時打を許したが、大きく崩れることはなく、見事に7回を投げきった
「地方球場はお客さんの声が投げていてすごい聞こえるので力になりました」と感謝の気持ちを表した
今季最多の111球を投げ、7安打2失点の熱投を展開したものの、満足できる結果とはいえない
「勝つためにはピンチの場面で粘り切らないと、チームに勝ちをつけることができない」と話し、阿部監督も「よく粘って投げてくれた」と評価した
井上は将来的な目標として「オールスターに選ばれたいです!」と語った
群馬・前橋商時代に練習帰りに温泉でテレビで夢見た舞台で、現実としても今季のファン投票で先発部門10位の位置にいる
「来年の球宴は富山で開催されるので、成長した姿で戻りたいです」と意気込みを見せた
次の試合では自分自身に勝利をつけたいと考えている
今回の試合では、井上投手がクオリティースタートを達成したものの、チームは惜敗しました。特に、地方球場でのファンの声援が井上選手にとって大きな力になったことが印象的ですし、次戦への期待も高まります。また、井上投手の成長を魅力的に表現したオールスターへの夢も、ファンにとって嬉しい要素となっています。
ネットの反応
巨人・井上温大投手が、今季最多となる111球を投げながら8度目のクオリティスタート(QS)を達成しましたが、勝利には恵まれませんでした
多くのファンがこの結果に驚きと残念さを示しています
コメントの中には「6回3失点で負け投手になるなんて、味方の打線が貧弱すぎる」という指摘がありました
井上投手の好投は評価されていますが、味方が得点できないために彼の努力が報われていない現状に対しての不満が目立ちます
また、「阿部監督に指導力が欠けている」との意見もあり、チーム全体の打撃力に対する批判がありました
選手の怪我や戦略に関する不安も指摘されており、指導陣の責任を問う声が上がっています
ファンの間では、井上投手が次の試合でも素晴らしいピッチングをすることを期待する一方で、監督の采配やチームの戦略改善を求める意見が多く寄せられていました
サポーターの中には、「悪いなりにも試合を作る力がついてきている」といったポジティブな意見もあり、井上投手の成長を見守る姿勢が伺えます
しかし、打線の不振が続く限り、勝利が遠のくことに対する懸念が大きく、今後の試合に期待する声が多く見受けられました
全体的に、井上投手の好投が勝利に結びつくことを願うファンの思いと、チーム全体の課題に対する意見が交錯するコメントが非常に多かったです
ネットコメントを一部抜粋
どのチームも貧打線だから6回3失点だと負け投手になるんだよね笑
7回2失点なら普通は勝ち投手だ。味方がいつもいつまでも弱いから白星に恵まれない。
頑張っても報われないなぁ。
現地で見てました。正直4回までは球がバラついていてかなり調子が悪そうでした。
でも必ず「2点」ぐらいは取られるな。
キーワード解説
- クオリティースタートとは?試合においてピッチャーが6回以上投げ、自責点を3点以内に抑えることを指します。
- 奪三振とは?ピッチャーがバッターを三振に仕留めることを意味し、投手の実力や能力を示す重要な指標です。
- セットアッパーとは?試合の終盤で抑え投手に繋ぐために登板する投手のことで、主に第7回や第8回に登板します。

