ソフトバンク藤野恵音が逆転犠飛、ウエスタン・リーグで好調を維持

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◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク4―2広島(28日、タマスタ筑後)ソフトバンクの育成選手、藤野恵音(21)が28日のウエスタン・リーグで逆転となる犠牲飛球を放ち、チームの勝利に大きく貢献した

藤野は「1番中堅」でスタメン出場し、この日の試合では同点の場面で迎えた7回無死二、三塁の局面で、広島の投手・斉藤優汰が投げた146キロのストレートを見事に捉え、中堅への大きな当たりを放った

藤野は試合後、「思い切っていくことができ、芯で捉えることができた」と振り返り、満足感を示した

また、昨夜の試合では2打数無安打に終わり、7試合連続安打のストreakを継続することはできなかったが、「(安打は)続かなかったけど、いい当たりだった」と自身の成長を誇示した

藤野は福岡県の戸畑高校から2022年のドラフトで育成1位指名を受けて入団

走攻守ともにバランスの取れた内野手として期待されており、今季は途中から外野にも挑戦している

ウエスタン・リーグではこれまで12試合に出場し、打率は2割9分4厘と驚くべき好成績を収めている

特に17日のくふうハヤテ戦から27日の広島戦までの7試合では安打を重ね、自身の打撃力を証明してきた

村松有人2軍打撃コーチは、藤野の打撃を高く評価しており、「犠牲フライはしっかり状況を見た打撃ができている

タイミングもしっかり取れている」とコメント

この日、藤野が初回に三ゴロに倒れた際にも、「追い込まれながらもあのような打撃ができたのはいい状態」と絶賛した

春季キャンプからは、より広角に打つためのスイングに変更を加えており、コーチは「キャンプから反対方向にも打てるようなスイングができるようになっている

両方の方向に打てることで、球を見る時間が長くなった」と分析した

使用しているバットに関しても、以前より少し軽量かつ細身で扱いやすいものを選ぶことで、これまでの安打を生んでいると語った

藤野は「また連続安打ができるよう、出た試合はしっかり頑張る」と今後の意気込みを語っている

藤野選手の逆転犠飛は、試合の流れを大きく変える要素となり、ウエスタン・リーグでの彼の成長が伺えます。技術向上だけでなく、状況判断や適応力も評価されている点が印象的です。今後の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説

  • 犠牲フライとは?:試合での得点を狙って、打者が有利な状況を作り出すために行う打撃のこと。外野に飛ばして走者を送るために、意図的にアウトを取られる可能性がある。
  • 打率とは?:選手がヒットを打つ確率を示す指標。ヒット数を打席数で割り、通常は小数点以下2桁で表される。

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