その中で、彼がかつて対戦した元巨人の江川卓選手の速球について驚きを語った
小松氏のプロ入りと成績
小松氏は1977年にドラフトで中日に入団し、プロ初勝利を1980年4月11日のヤクルト戦で挙げたこの試合ではスピードガンによる球速表示がテレビ中継で始まり、小松氏はその瞬間から“スピードガンの申し子”として注目された
150キロの衝撃
1980年にはナゴヤ球場の電光掲示板で球速表示が開始され、彼は100マイル(約150キロメートル)の速球を投げることで観客を興奮させた自己最速は154キロで、横浜スタジアムで記録した
この背景には、当時の技術が関与している
江川卓氏の速球との対比
小松氏が特に驚いたのは同じ時代に活躍した江川卓氏の速球だった彼は「江川さんのボールは、大きく見える」と回想
江川氏の球は142〜143キロでも球に伸びを感じるとし、その独特な軌道に非常に驚いたという
専門的な解説:初速と終速
江川氏の速球について、MCの徳光和夫が「初速と終速がほとんど一緒、あるいは終速の方が出ているのではないか」との質問を投げかけると、小松氏も頷きながら「浮き上がってくるように感じた」と答えているこれは、投球の物理的特性として、ボールがバッターの手元で加速して見える現象を指す
小松辰雄氏が江川卓氏の速球について語った内容は、当時のプロ野球界の厳しさと投手の技術の進化を物語っています。特に江川氏の速球の「浮き上がる」特性が注目されており、これが投手としての理解を深める良い事例となっています。
ネットの反応
元中日ドラゴンズの投手、小松辰雄氏についてのコメントが多く寄せられています
コメントの内容は、彼の154キロという球速やその投球スタイルに対する賛辞や、同時代の江川卓選手との比較に焦点を当てています
特に、「小松さんの投球は球が大きく見えた」という感想や、「初速と終速の差が少なかったのでは」といった分析が目立ちます
江川選手の浮き上がるストレートに対する驚きや、小松氏のストレートが打たれにくかったという意見もあります
さらに、テレビでのスピードガン表示が進化する前の時代に、小松氏が150キロ以上の球を投げていたことを称賛する声も挙がっています
特に、昭和53年頃からの映像を振り返るコメントもあり、当時の投手としての才能を再評価する意見が多く見受けられました
また、小松氏の球は、バッターから見ると打ちづらいものであったとの意見や、彼が投げるフォームについても興味深い指摘がなされ、現代におけるトレーニングとの比較もされています
このように、小松辰雄氏の投球に関するコメントは多様であり、彼が野球界で果たした役割の大きさを感じさせる内容となっています
ネットコメントを一部抜粋
この頃子供で宇野、モッカ、平野、大島・・夢中で少年野球で明け暮れてました。
球速だけなら小松の方が江川より速かったと思う。
小松の球も伸びてたよ。低め、ボールと思うとストライクになる。
江川さんの浮き上がるストレートは有名ですが、小松さんもググっと浮き上がるボールを投げていらっしゃったんですね。
小松は自己最速が横浜での154kmと言っているが、79年に156km出した事があった。
キーワード解説
- スピードガンとは?:投球時の球速を計測する装置で、通常はマイル毎時(mph)またはキロメートル毎時(km/h)で表示される。
- 初速とは?:ボールが投球された直後の速度を指し、投手の力や投球技術が反映される重要な数値。
- 終速とは?:ボールがキャッチャーのミットに到達する際の速度で、投球の回転や空気抵抗の影響を受ける。

