広島相手に緩急を巧みに操ったピッチングを披露し、8回途中で4安打無失点を記録
今季の成績は2勝目となり、広島戦での通算成績は11勝1敗、防御率1.25という驚異的な数字を誇る
また、マツダスタジアムでは無傷の8連勝を続けており、その強さは「カープキラー」として知られている
試合は大竹選手の好投によって支えられ、阪神は5月の完封勝ちを8度目とし、貯金は今季最多の9に増加した
この結果、阪神は3年連続で交流戦に首位で突入することが確定した
大竹投手は「カープ一色で非常に投げにくさはありますけど…」と語りながらも、冷静さを保ち、次々とゼロを重ねていった
彼は3回表に中村奨選手に右中間への三塁打を許したものの、次の打者ファビアン選手を初球137キロの速球で一邪飛に仕留めるなど、要所を締める投球を続けた
大竹の投球スタイルは、彼自身が「リスク管理」を強調する通り、緩急を使った配球に特徴がある
「事前にしっかり準備していた上で、どの引き出しを使っていくか」と彼の言葉には、試合ごとの独自のアプローチが伺える
特に80キロ台のチェンジアップを巧みに使用し、打者のバッティングを翻弄した
その結果、ピンチを切り抜け、試合の流れを維持した
大竹の圧巻の好投はチーム全体の士気を高め、藤川監督も「緩いボールも使いながら、らしさが十分にバッテリーとして出せたと思います」と称賛した
今後も、大竹が続けて勝利をもたらしてくれることが期待される
大竹投手のピッチングは、非常に注目に値します。彼が広島戦で見せた投球は、緊張感のある状況でも冷静さを保ちつつ緩急を使い分ける能力が際立っていました。特に、苦手な打者への接し方や、リスク管理を意識した配球法は、他のピッチャーにとっても学びが多いでしょう。これからの試合でも彼のパフォーマンスに期待したいところです。
キーワード解説
- カープキラーとは？カープキラーは、特定のチームに対して圧倒的な成績を収める投手や選手を指します。特に大竹選手は、広島戦で強いパフォーマンスを発揮しているため、この呼称が与えられています。
- 防御率とは？防御率は、投手が試合で与えた自責点を元に算出される指標で、低いほど優秀な成績を示します。大竹選手は防御率1.25という非常に良い数値を記録しています。
- 交流戦とは？交流戦は、セリーグとパリーグが互いに試合を行う特別なシリーズで、通常のリーグ戦とは異なる形式で開催されます。この試合での好成績は、その年のチームの力量を測る指標となります。
- 完封勝ちとは？完封勝ちは、試合の中で相手チームに得点を許さずに勝利することを指します。大竹選手の活躍により、阪神は5月8度目の完封勝利を成し遂げました。
