試合は、岡林の1号ソロホームランで追いついた中日が、8回に暴投とカリステの適時打により3点を勝ち越す形となった
しかし、巨人の打線は活力を欠き、5カードぶりに負け越す結果となった
まず、巨人の打線は、信頼するクローザーである大勢が崩れたことの影響を受けた
阿部監督は、その敗因を大勢のパフォーマンスではなく、試合中に得点を挙げられなかったことにあると指摘
実際、二回以降、巨人打線はわずか2安打にとどまる活気のない攻撃に終始した
前試合では150キロ以上の直球を持つ高橋宏に苦しんだ巨人だが、この日は軟投派左腕の松葉にやられた
二回は二死一、二塁のチャンスがあったものの、増田陸が遊撃ゴロとなり得点には至らなかった
また、六回にも得た2四球の好機で岸田が二ゴロに倒れるなど、好機を生かせなかった
一方、交流戦へ向けて希望の光も見えた
主砲の岡本が欠場する中、チームは5月下旬に3試合連続で2桁安打を記録した
岡本離脱後も11勝10敗と勝ち越しており、これは阿部監督の「一丸となろう」という呼びかけに対して、若手選手が結果で応えた結果だといえる
この試合でも、若手選手の増田陸(24歳)と泉口(26歳)が活躍
特に初回には、増田陸の安打から泉口が適時二塁打を打ち、先取点を奪った
阿部監督も、今後の試合に向けて「投手がしんどい時期に、野手が奮起しないと」とさらなる向上を求めている
異なるリーグの選手と対戦する交流戦は、経験の少ない若手選手にとっては厳しい試練となる
しかし、増田陸は「しっかり研究して、自信を持って挑みたい」と意気込みを見せている
今後の試合で、若手たちの真価が問われる場面が増えてくるだろう
今回の試合は、中日が逆転勝利を収めたことで、若手選手の成長が明確になった一戦となりました。特に増田陸選手や泉口選手の活躍が目立ち、今後の交流戦に向けて期待が寄せられます。これからの試合でも、彼らがどのようなプレーをするのか楽しみです。
キーワード解説
- 交流戦とは? 交流戦は、セントラル・リーグとパシフィック・リーグのチームが対戦する特別な試合です。通常のリーグ戦と異なり、異なるリーグの選手と直接対決できるため、ファンにとっても楽しみなイベントの一つです。
- クローザーとは? クローザーは、試合の終盤に登板し、相手チームに得点を許さない役割を担う投手のことを指します。特に試合の勝利を確定させるために重要な役割を果たします。
- 適時打とは? 適時打は、チャンスの場面で打たれたヒットのことを指します。得点に結びつく打撃であり、試合の流れを左右する重要なプレーです。

